प्रज्ञापारमिता

𝔇𝔥𝔞𝔯𝔪𝔞 𝔗𝔞𝔩𝔨, 𝔅𝔲𝔡𝔡𝔥𝔦𝔰𝔪, 𝔗𝔥𝔦𝔫𝔨𝔦𝔫𝔤, 𝔞𝔫𝔡 𝔱𝔥𝔢 𝔚𝔬𝔯𝔡

誕生日に読経

2012年03月21日 | 仏教・思索
中国・宋代には、(生きている)父母の誕生日に僧侶を招いて読経してもらう…という習慣があったそうな(道端良秀『日中仏教友好二千年史』)。もちろん中国的な「孝」観念の帰結としてのそれでしょうが、「読経=死者供養」という固定観念が蔓延している日本ではこういう話を檀家さんに紹介するだけで、ちょっとはイメージ変化に役立つかな…と思いますね。よくよく考えたら「降誕会」なんてやってるわけだし。
そもそも読経の意義って、みんなわかっていないのだから、これをきっかけに説明してみるとか。止観行という側面、教説を記憶・学習して行くと言う側面、観想の段階での他者(亡者も含む)への働きかけの側面…。第三の側面を呪術的に曲解したような観念が、まぁ、一般的なところでしょうけれども。
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桂林

2012年03月09日 | 閑話休題
桂林。一度は行ってみたい。
桂林は広西チワン族自治区にありますが、現在じゃもちろん漢族が多数派。60%。下の詩には桂林=殊郷(異郷)とありますが、今ではどの程度「異郷」であるのか…。
それにしても「東南通絶域」とはどこだろう。桂林の東南は広東方面。確かに当時、発展は中原より遅れてはいても…絶域は言い過ぎのような(-_-;)
多分、中国では西北から東南に天地が傾斜しているという観念があったので、目線は下に下に…広東ではなくて、その先の海原の果て・東海の果て(海南島かも)の事かなぁ。


桂林  李商隠

城窄山將壓 江寛地共浮
東南通絶域 西北有高樓
紳護青楓岸 龍移白石湫
殊郷竟何禱 簫鼓不曾体


 城は窄く 山将に圧せんとし
 江は寛く 地共に浮ぶ
 東南 絶域に通じ 西北 高楼有り
 紳は護る 青楓の岸 竜は移る 白石の湫
 殊郷 竟して何をか禱る 簫鼓 曾て休まず
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根本大乗戒

2012年03月03日 | 仏教・思索
根本大乗戒

勝鬘経義疏に曰く「小乗の戒法は但、身口のみを制して心を制せずも、大乗の戒法は身口心一体の菩薩戒法なり」云々。
大乗法門は居士仏教を正道とするが故に、法師信人ともに小乗の比丘戒法を用いず。此の根本大乗戒は菩薩乗通戒にして大乗戒法の総てなり、十善戒・四無量心・六波羅蜜を出ず。ただ授戒受戒の便の為に三聚浄戒に配して建立する耳。


【摂律義戒】
対自止悪、智慧を得ん為の根本十善戒を摂律義戒と為す。

・不殺生戒 
故意に有情を殺さず、また害心を捨す。
・不偸盗戒 
窃盗せず、他の所有・地位について羨望せず。
・不邪淫戒 
配偶者を最良の法友と為し、他を憶念せず。
・不妄語戒 
偽り諂曲を述べず。
・不綺語戒 
虚飾の言を為さず。
・不悪口戒 
悪口を為さず。
・不両舌戒 
両舌詐欺の言を為さず。
・不慳貪戒 
所得のものに非所有心を念ず。
・不瞋恚戒 
自他に恚心を起さず。
・不邪見戒 
大乗法門に遊離した説を捨す。 

【摂衆生戒】
対他行善、四無量心の菩薩行道を摂衆生戒と為す。

『大智度論』に曰く
「四無量心者慈悲喜捨
慈名愛念衆生常求安隠楽事以饒益之
悲名愍念衆生受五道中種種身苦心苦
喜名欲令衆生従楽得歓喜
捨名捨三種心但念衆生不憎不愛
修慈心為除衆生中瞋覚故
修悲心為除衆生中悩覚故
修喜心為除不悦楽故
修捨心為除衆生中愛憎故」云々。

【摂善法戒】
身命財を擲ちて正法を護持するを摂善法戒と為し、六波羅蜜(施戒忍進禅慧)これなり。
六波羅蜜の大要は『起信論』に説く如し。
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