प्रज्ञापारमिता

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大乗起信論義記

2011年01月27日 | 仏教・思索
法蔵『大乗起信論義記』の原文対照現代語訳が、なんとこの春に高野山出版社から出るようです。素晴らしい。
『大乗起信論』は勿論それ自体で独立した珠玉の論書ですが、古来、中国華厳宗第三祖・賢首大師法蔵の『義記』による解釈が通用で、およそ起信論を読む者はこの『義記』を、肯定するにしろ否定するにしろ、読まなくては始まらないとされる大著です。

が。

現在、日本国内で『義記』を読もうとしても、ほとんど「大正蔵」等の漢語原文しかありません。そもそも法蔵の著書は難解で知られますし、解釈も何もない原文のみ目の前に並べても…私ではちょっと手が出せません。
せめて国訳(訓読文)と思っても、国訳一切経等には収載されておらず、私もどうしたものやら、と途方に暮れていました。
私の手元には明治三十年発行の織田得能『佛教通俗講義 大乗起信論義記』があって、まぁ、訓点付きで読めなくはないのでこれを今は使ってますが、本自体が古いのと、講釈部分もカタカナ訓読調で非常に疲れます。印刷も不鮮明なところがありますし。

という状況の中での、高野山出版社からの『義記』出版は非常に嬉しいものです。
ここ最近は公私ともあまり良いニュースがなかったんですが、今年一番のいいニュースです。
早く出版されないかなぁ。
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