प्रज्ञापारमिता

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雨漏り法師

2009年07月27日 | 仏教・思索
客殿と庫裏の間の廊下の天井、二カ所に雨漏り。
お盆が終われば修繕しないと…しかし、客殿の床板は腐って割れてるし、廊下はブヨブヨに浮いてるし、境内足元の整備はしなくちゃならないし…。
資金繰りが厳しい…。

…なんてことを考えるにつけ、「住職」というのは本当に世俗の職業以外の何物でもないな、と思わざるを得ません。境内建物の維持管理と資金繰り、日常の寺院経理、宗派の会合(大体が経理か人事の問題)…掃除と法事以外の日日の仕事の大部分は、こういうものです。

僧侶(法師)というのは生き方ですが、住職というのは、まさに世俗の職業。

で…もちろん、それでいいんです。上等です。

大乗仏教の僧侶は在家法師ですから、世俗の職業を持つことは一向構わないですし、「宗教法人の代表役員として寺院運営をする」という職業は法城・道場の維持管理運営ですので、まさに仏法興隆に直結する仕事なわけで、そういう職業を持つ法師は恵まれていると言うべきでしょうね。
私たち法師は、やはり仏教専門家として、生活全般をその道に沿ったものにしていく努力義務がありますから、そういう意味でも、住職として法師をやれているのは、やはり感謝なことです。

しかし…それは確かにそうなんですが、それにしても毎度毎度、資金繰りとか経費とかのことを考えてばかりいると、なんだか虚しく感じてしまうのも事実ですね。
私は実務系書類や金銭の取り扱い、色々な根回し・意見の取り纏め等にからっきし向いていないので、正直なところ、たまにこういう「仕事」を面倒に感じてしまいます。もちろん必要な仕事ですし、私がその責任者であることも承知ですから精一杯やりますけれど、それにしても、ねぇ、と。

やはり世俗での修行は、理想と現実のすり合わせにおいて厳しいものがあります。
しかし、それだからこそ、世俗の修行を真摯に生きる本物の大乗法師は、俗の巷にありながらも理想を踏み外さず教えを説く事ができるのかも知れません。
私もそんな泥中の蓮華でありたいものです。
…なんて、まぁ、しかし住職としての「世俗的仕事の部分」は、世間一般の職業に比すれば色々な面で恵まれてますし、法師としての仏道修行を甚だしく妨げるというほどでは勿論ないんでしょうけれど…。


と言うことで、まずは…文句を言わずに働きましょうかね…。
手始めに、修繕箇所の見積もりをば…。
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止観

2009年07月26日 | 仏教・思索
私が仏道修行の中心に置いているのは、「止観」です。

止観の具体的な内容については、現在このブログで連載中(?)の「起信論を読む」カテゴリーにおいていずれ述べることになる思いますので、詳細はそちらに譲るとして、ここでは増一阿含経に出てくる止観の説明に良いものがありましたので、これを紹介したいと思います。


「弟子等よ、茲に二つの勝れた法がある。それは止と観である。止を修めれば心が調うて欲の汚を離れることが出来、観を修めれば、智慧を増して無明を離れることが出来る。欲に汚されれば心調わず、無明に汚されれば智慧は増さぬ。欲を離れるには心を調えることにより、無明を脱れるには智慧を増すことによる」
(『新訳仏教聖典』p367)


専門用語で言うと、止によって煩悩障を断じ、観によって所知障を断ずる、ということになるでしょうか。
つまり、止を修習することで執着などの三毒を離れるわけですが、それだけでは惰眠に陥ることになってしまいかねません。「覚」は煩悩を断ずるだけではダメで、そこに明(ヴィドゥヤー)が必要です。真如の妙用を実現するための修行をしなくてはなりません。これが「観」です。

因みに『大乗起信論』においては、六波羅蜜の第五「禅定波羅蜜」が「止」に、第六「般若波羅蜜」が「観」に対応していまして、「止観」でひとつの修行とされています。ですから『起信論』の実践論は、「六波羅蜜」ではなくて「五門」と整理されていますが、内容は同じ事です。
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断水

2009年07月22日 | 閑話休題
どうやら私、断水を舐めていたようです。


役所も完全復旧までの目処が立たないみたいで、下手したら今月中は難しいかも、とのことです。
月末に開山忌・施餓鬼法会があるんですが、水洗トイレが使えないのでお参りの人も屋外に行ってもらったりしなきゃいけませんし、お接待の昼食の汁物出しも難しいかな…(汗

まぁ法会自体のほうはなんとか対処できるでしょうけれど。

というか、日常の風呂とか洗濯とか食器洗いとか…いやぁ、半月も断水が続いたらちょっとキツイかも知れないです。コンビニでは弁当もパンも水もなくなったし、給水車に水もらいに行こうにも、ポリタンクがない(近くのホームセンターでは売り切れ)。


早めの復旧を願いつつ、今日は今から水とポリタンクを求めて行脚に出ます。
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土砂降り

2009年07月21日 | 閑話休題
山口、今日は朝から雷・土砂降り。
そんな中、今日は結衆寺院住職の親族の方の葬儀に助法僧で出席。

終わって帰って来たらば…。

自坊から車で20分くらい離れた防府市の佐波山トンネル付近は洪水で道路が寸断されて死者が5人も…その近くでは鉄砲水も出たみたいです。
お寺周辺も田圃の水が溢れたり、うちの枯れ池が溢れたり、参道が少し壊れたり…という感じです。大した被害ではないですが…それにしても凄い雨です。ピークは過ぎたようですけれども…。

これで終われば良いですが。
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夕勤行のお経

2009年07月19日 | 閑話休題
夕勤行で読誦する経典は基本的に『観音経』なんですけれど、今、「色々なお経を読んでみよう」という企画(?)を立てていまして、まず『法華経』を一日一品ずつやり、今日で二十七品まで終わりました。明日で『法華経』はひとまず完結します。
次は自坊本尊のお経でもある『薬師経』、次いで『阿弥陀経』をやろうかな、と思っているのですが、これはどちらも一日で終わりますね(汗

読経は内容を把握しながらでないとあまり意味がないと私は思っているのですが、とは言えあまりにたどたどしい読経だと、意味を取るも何もそれ以前の問題になりますので、まずは「初見の経典」でもスムーズに読誦することができるようになりたいものです。
残念ながら、今のところは初見のものはゆっくりならともかく、ある程度のスピードで読むとどうしても詰まることがあります。情けない。

精進精進、ですね。
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高速無料化

2009年07月17日 | 時事関連
http://www.asahi.com/politics/update/0717/TKY200907160430.html

予約してまでETC買った人は大損ですねぇ。

それはそうと、高速道路無料化で地方に恩恵を…ということだそうですが、もし実施されれば、中長期的には地方衰退に直結するんじゃないでしょうか。どうしてみんなわからないのだろうか。喜んでいる人が結構いますけれど。
既に瀬戸内海のフェリー会社では倒産したところも出たし、鉄道や高速バスの公共交通機関も利用客減で大打撃。都心部の鉄道はともかく、地方の弱小公共交通機関は、無料化完全実施で崩壊するでしょう。

そして、十年後には都市間幹線を中心に、公共交通機関への復古がかならず起きてきます。その時、基礎的インフラが崩壊した地方は今以上に「通過点」としかなり得ないでしょうし、全国的に「脱車」社会が本格的に進んでいっても、公共交通が崩壊して車に依存するしかない地方は、確実に取り残されて行きます。


まぁ、道州制を実施すれば地方大都市圏にすべてが集中して、それ以外の地方都市はますます衰退して「辺境」がどんどん増加していくわけですから、そんなところに公共交通設置のコストはかけていられない、おまえらは車にでも乗っとけ、ということなのかも知れないですが。
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不祥事・・・

2009年07月14日 | 時事関連
高野山大の2学生、大麻所持の疑い 和歌山県警逮捕

はい、母校でございます…。

ひとりは僧侶を目指していた…ということですが、目指していたのは僧侶ではなくて「住職」ではないのでしょうか。少なくとも「僧侶」を目指していたらこういうことはしないでしょうから。
大学サイドの「教育不足」という声も出てきかねませんが、大学生にもなってこのレベルの教育をするもされるもないでしょうしねぇ…大学としても難しいところではないかな、と思います。まさか全寮制にしてガチガチに監視するわけにもいかないでしょうし。

まぁ、大麻自体は宗教的側面とか文化的側面もあり、覚醒剤と違って色々と擁護論もたくさんありますけれど、しかし少なくとも僧侶であれば、これをするべきでないことは明白です。
大麻なんかより修行のほうがトランスできる(ハズ)なんだから、僧侶ならそっちに力を注ぐべきでしたね(とは言え、「止観」では単なる「トリップ」ではなく、もっと根源的な体験をします。いずれにしても、大麻よりも深い体験になるはずです)。
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夏山夏草

2009年07月14日 | 閑話休題
そろそろお寺の「繁忙期」に入ります。
今月31日に当寺の「開山忌&施餓鬼法会」がありますので、その準備にぼちぼち入ります。
その後の8月上旬は盆棚行、8月16日は送り火法要。
バタバタしているうちに秋の気配が漂う季節になっているはずです。

実は私は夏が大好きで、1番の酷暑期である7月下旬~8月上旬に夏山なんかに行きたいんですけれど…当然ながらここ10年はご無沙汰です。子供のころはこの時期、信貴山系の高安山によく上っていました。ゴールの頂上(高安山霊園)まで小一時間、よく歩いたものです。

棚行の時など、たまにほのかに漂ってくる夏草の匂いを嗅ぐと、「あぁ、高安山に行きたいなぁ」と思いますね(夏山は8月下旬ではダメなんです。その頃になると夏草の匂いが少し変わってしまうので…)。
またいつか、あの夏山を歩いてみたいものです。
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解散総選挙日程

2009年07月13日 | 時事関連
衆議院の解散総選挙の日程が決まりましたね。7/21解散の8/30投票。

これで自民党は総選挙を麻生総理で戦うことがほぼ決まりましたけれど、昨日の都議選の惨敗から一か月半でどう立て直すか…民主党と自民党のあら探し合戦ではなく、またマスコミに踊らされることなく、「政策」でしっかりと見極めたいものですね。
どの政党も満点ということはありませんし、結局は外交・経済・社会保障、どれを重視して投票するかにかかっているわけです…とは言いつつ、「あちらを立てればこちらが立たず」「帯に短し襷に長し」…と、思わず諺まで出てくる今日この頃です。

私のようななんとなくの経済左派かつ自主外交路線の立場では、なかなか入れる政党がなくて困ります。
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雨々々々…

2009年07月10日 | 閑話休題
雨雨雨雨…昨日はちょっと晴れて、今日は豪雨。

庭も境内も水浸し、枯れ池もここ最近は普通の池になっています。

この時期、昔は紫陽花によくカタツムリがいたりしましたけれど、最近はカタツムリをめっきり見なくなったような気がします。ナメクジは相変わらず多いけれど。
カタツムリ、絶滅しかけているのだろうか。
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