प्रज्ञापारमिता

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光明真言

2020年01月08日 | 法話関係
※ 数年前の法話の再構成です。

真言は不思議なり 観誦すれば無明を除く 
一字に千理を含み 即身に法如を證す

「心経秘鍵」


真言の力は不思議である。ひたすら真言を唱えているだけで苦悩が取り除かれる。なぜならば、真言一字の中には無数の意味が含まれ、この身に応じて真理が示されるからである。

……………………………

仏様に守ってもらう、ということをよく言いますが、何もしないで助けてくれ、というのは都合がいい話です。私たちも努力しなくてはいけません。
では、どういう心を持てばいいのか、弘法大師空海は、『大日経開題』という著書に、こう書いています。

加持とは古くは仏所護念といいまた加被という。然れども未だ委悉を得ず。加は往来渉入を以て名と為し、持は摂して散ぜざるを以て義を立つ。即ち入我我入これなり。

現代語訳は、以下の通り。

加持とは、古くは仏が守り加えると訳す。しかし、これではまだ言い尽していない。加は互いに出入りすること、持は把握して離さないことである。仏と私の相互の往来である。

仏様の助け、守りをしっかりと信じて、それを離さないことが大切です。「なんとなく」の心では、「なんとなく」しか助けてもらえません。自分がそれをしっかりと受け止めるんだ、という心が大事なのです。

具体的にはでは、その心をどう形に表せばいいのでしょうか。それは、光明真言です。
弘法大師の『秘蔵記』には、こういうふうに唱えなさいと、書かれています。

光明念誦とは口より光明を出すと念想して持誦するのみ。それ声を出すにも出さざるにも、常にこの念を作せのみ。

現代語訳は次の通りです。

光明真言念誦とは、口より光明を放つと観念することである。声を出す出さぬにかかわらず、いつもこの観念を持つことが大切である。

心は形に現れます。乱れた心は乱れた行いになるものです。
逆に、心が乱れていても、形を整えることで、いずれ心も美しくなっていきます。
形は大切です。心も大切です。どちらから整えても良いのですが、いずれはどちらも整えていく必要があります。そのために、光明真言という仏様の光を自分のものにする修行があるのです。

……………

光明真言は真言密教において常用される代表的な真言で、正式な名を「不空大灌頂光真言」と言い、『毘盧遮那仏説金剛頂経光明真言儀軌』『不空羂索毘盧遮那仏大灌頂光真言』等で説かれています。

真言密教のみならず、全ての仏教の精髄は光明真言にあると言われ、非常に大切にされている真言です。
光明真言は大日如来の真言ですが、大日を展けば五智如来また神羅万象ことごとく顕現し、神羅万象すべて大日如来の秘密荘厳身ならざるはありません。つまり、光明真言は宇宙すべて、モノも心も生者も死者もすべて光明真言に包まれてひとつです。
真言密教末徒として、また釈子として、日々の修行にあってこの真言を根本に行学に励むことこそが、即身成仏の正道でしょう。

身に印契、もしくは端坐合掌をなし、
口に光明真言を誦し、
心には大日如来の光明の身に満ち渡り凡心転じて仏性の顕現を期する。


読経や修行のみならず、日々の生活、行いは根本大日・光明真言そのもの、すべては仏様の光に包まれてあると心得、一心にこの真言を堅く持ち保つことこそ肝要のことです。

現在、光明真言も他の真言と同様のものと考え、下手をしたら御宝号の「ついで」に唱えるものと誤解をしている場合があるようですが、この光明真言は諸仏の根源、法身大日如来の根本真言でありますから、即身成仏の修行にあっては、もっとも純粋かつ相応しいものであります。

詳しい意味を学ぶことももちろん大切ですが、基本的には光、仏様のいのちの光、救い・智慧・慈悲の光が真言とともに口から出てきて宇宙を満たしてまた自分に返ってきて一体となると思いながら、優しい気持ち、思い遣りに満ちた心で唱えてください。それで十分ですし、間違いなく救われます。

……………

唵 阿謨伽 尾盧左曩 摩訶母捺囉 
麽抳 鉢納麽 入嚩攞 鉢囉韈哆野 吽

おん あぼきゃ べいろしゃのう まかぼだら 
まに はんどま じんばら はらばりたや うん

ॐ अमोघ वैरोचन महामुद्रा
मणि पद्म ज्वाल प्रवर्त्तय हूं

oṃ amogha vairocana mahā-mudrā 
maṇi padma jvāla pravarttaya hūṃ

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