प्रज्ञापारमिता

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般若心経の本

2015年03月21日 | 仏教・思索
巷には無数の「般若心経本」があります。科学者、文学者、政治家や企業家、猫も杓子も般若心経に手を着けては出版し、粗製乱造の嵐…いや、いい本もあるんですが、「?」というのも結構、あります。
では、どの本がいいのか、と。
ここで、私が良いと思った本をいくつか、紹介しておきます。参考になさってください。
ただし、私の立場でいいと思うだけで、他の観点からは他の本が良い、という人もいるでしょう。


「般若心経絵本」 諸橋精光 小学館
絵本だから読みやすく、内容も的確。檀家さんにもオススメしていますが、僧侶が読んでも納得。

「般若心経手帳」 平山郁夫・中村元 東京書籍
携帯するには丁度いい。説明も中村先生なので穏当ではあります。

「般若心経とは何か―ブッダから大乗へ」 宮本啓一 春秋社
賛否両論あったりしますが、私は好きです。インド思想を視野に置いた解説。読みやすいです。

「般若心経―テクスト・思想・文化」 渡辺章悟 大法輪閣
これが今のスタンダード。先日すべて読んだのですが、渡辺先生の著述はいつも素晴らしい。

「般若経大全」
心経ではなくて「般若経」ですが、参考になります。心経についての部分ももちろんあります。


色々な本が他にもありますけれど、「解説」を読みたければ、今は「般若心経―テクスト・思想・文化」を読めば十分です。他の本はいらないくらい。ただちょっと大部なので、一般の方がいきなり手に取るのはしんどいかな、と思います。読めなくはないと思うんですが、気軽に…となると、ちょっと、と。
その場合は上記の最初の2冊。それでいいのかな、と。
他にも、本文だけなら岩波文庫・筑摩学芸文庫にありますし、解釈も宮坂宥洪師・高神覚昇師などの本が角川文庫から出ていますので、そういう本でも良いかと思います。
文筆家などの書かれたものも味わい深いものがあると思いますが、最初からそういうものを手に取るのではなく、ある程度きちんとした仏教的な解釈を知ってからのほうが得るものも多くなるかと思いますので、そういう意味でも上記の本をお薦めします。
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