BUZ LIFE

毎度ご乗車ありがとうございます。

というわけで、私は少し静かにすることにする。

2018年11月07日 | Weblog

生徒の前で毎晩点呼を取るとき、ちょっとした小噺をはさむようにしていた。
それは、就寝前の自由時間を削ることに等しい。
だから、ある生徒は「早く終わらせてほしい」と直訴してきた。

しかし、生徒に言われたから、分かったじゃあもうしゃべるのは止めにするよ、と簡単には引き下がらなかった。
私は限られた任期の中で、少しでも多くのことを伝えたいと思った。些細なことでも何か彼らの今後の人生で役に立つことを伝えたいと切に思っていたのだ。

そのことを素直に生徒に伝えてみた。自分がなぜ、みんなの貴重な時間を使ってまで話をするのか、と。
するとびっくりすることに、彼らも素直にそれを受け入れ、以後決して文句を言わなくなった。喜んでくれる生徒までいた。

そうか、一方的に押し付けようとしても、自分だけが突っ走ったとしても、うまく伝わらないんだな、ということを痛感。自分が思っている以上に自分の思いは伝わっておらず、言葉に出して直接的に訴えることも大切なんだと気づかされた。

翻って日々の会社はどうか。「ガキじゃあるまいし」ということで、私の最低限の朝礼での話を長いと文句を言ってきた人がいたので、黙ってそれを受け入れることにした。ここで自分がなぜそうしていたかをいちいち説明する必要はないと踏んだのだ。本当は、今朝の新聞の注目記事を持ち回りで紹介してもいいくらいに思っていたのだが。しかし、自分の思いを伝えることは、相手が何歳であろうとどんな立場であろうと、関係なく大切であったかもしれない、と今更少し後悔。何をやっているんだか。

まあ、もう私は黙る、と宣言してしまった以上、そうせざるを得ないのだが。

後悔か。私はそして、誰かを後悔させてしまったらしい。私に対してなんか、何も思ってくれなくてよかったのに。
予想だにしていなかった反応に、どうしたらいいのか分からなくなった。コンサルだ。コンサルが必要だ、と思ったが、あいにく先約ありで、私は自分で考える必要に迫られている。

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