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辻堂駅・藤沢駅・戸塚バスセンター~成田空港行きバス乗車

2007年04月15日 | Weblog
いまは亡き特急東海の車両に揺られて辻堂駅に6:12に降り立つ。バス停に行き、係員から乗車券を購入。3700円。辻堂駅北口6:25発成田空港行きの神奈川中央交通の車両はすでに5番線に入線しており、ドライバーに乗車券を渡して車内に乗り込む。町田や本厚木線と大差ない車内。2-2列のシートがずらっと11列ならんで42席の仕様だ。

自分を含め3人の客を乗せ、一路成田空港に向け定時に出発となった。快速アクティーも止まらない駅から世界の玄関口・成田空港へ・・・少し違和感を感じてしまう。

バスはすぐに左折し、辻堂駅を背にして駅から離れる。右折を2回繰り返し、高山車庫の前を通りながらフィルモールを左折し、東海道線沿いの道に出る。朝早いせいか、通行量も少なく、順調に藤沢駅着。ここで7名の客が加わる。藤沢駅でも空港線専用のポーターが荷物を積み込んでいる。5分ほど停車し、ここも定刻6:45に出発。

ここからまた一般道を走り戸塚バスセンターに向かう。心配した原宿交差点だが、交通量は多いものの渋滞はしておらずすんなり抜けることができた。よって戸塚バスセンターでも10分ほど停車する余裕が生まれた。しかし、戸塚バスセンターからの乗車はゼロ。自分はここからの乗車が一番多いと思っていたが、完全に外れてしまった。戸塚バスセンターは戸塚駅から歩いて5分ほどはかかり、駅から離れていることが敬遠されているのだろうか。大きなスーツケースを持っての移動は大変である。戸塚駅西口の再開発が進み、バス乗り場が駅前に移ればこの問題は解決されるかもしれない。

よって総勢10名で成田空港へ向かう。開業の3月22日から1ヶ月弱。認知度はまだ低いのかもしれないが少々さびしい数字であるように感じる。沿線人口は少なくないはずだ。認知度が上がり、原宿の渋滞や戸塚バスセンターの位置といったマイナス材料が許容されればまだまだ伸びる路線であろうが、やはり東海道線+成田エクスプレスのルートを取る沿線住民も少なくないだろう。あとは安さで勝負といったところか。


戸塚バスセンターを出て、運転士からマイクで案内が入る。辻堂駅、藤沢駅を出たときにもテープだけでなく必ずマイクを通して肉声の案内がなされていたが、非常に好感がもてる。

すぐに高速に乗り、気づくといつもの湾岸線に入っていた。そこまでの経路はややこしく自分には判別つかなかった。ここまで来れば、YCAT発のリムジンも同経路を走るので、心強い。実際、東京空港交通の車両が前を走っていたが、あっさり抜き去ってしまった。最新鋭の三菱エアロバスは坂道もものともせず、時折追い越し車線に入りながら、速度は高めに維持されている。それでも安定した走りで安心して身を任せていられる。

驚いたことに、戸塚を出てから羽田空港まで30分とかからなかった。YCAT~羽田空港の所要時間と同じである。現在戸塚駅からは東口から1日4便だけ羽田空港行きが出ているが、港南台駅を経由するため、1時間ほど時間がかかる。路線を分離して、戸塚駅から直行で向かわせたら需要はそこそこあるのではないだろうか。あるいは立場地区へ延ばしてもいいだろう。

その後も湾岸線、東関東自動車道と一切渋滞することなく順調そのもの。面白いことにさっき抜かした東京空港交通がいつの間にか酒々井あたりで追いつき、逆に抜き返されてしまった。少々、減速気味で走っていたのかもしれない。最終的に成田空港には8:45に到着、なんと30分もの早着であった。余裕を見込んだダイヤ設定なのかもしれない。平日朝に戸塚で高速に入るまでに渋滞にはまれば、ちょうど定時着くらいになるのだろうか。

到着前も、テープによる案内に加え、やはりドライバーからもマイクで案内が入る。「お気をつけていってらっしゃいませ」と印象的な言葉も混ざり、接遇レベルはなかなかである。「ありがとうございました」すら聞こえてこないオレンジ色のバスに乗っていては、絶対にありえない言葉である。こういったソフト面でのレベルの高低も、そのまま乗客の増減に跳ね返ってくるのではないだろうかと自分は考える。無愛想な会社を進んで使おうと思わないし、人間味あふれるきめ細かい対応をされれば、それだけで次も乗ろうというインセンティブになる。

まだまだ駆け出しのこの路線だが、これからが楽しみである。繁忙期には増便も、と新聞記事に出ていた気がするが、定期便がもっと増えればさらに便利な路線となるだろう。

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