すざましい大雨から一転、今日は静岡の地震。
被害にあわれた皆様には、お見舞いを申し上げます。
さて、今日は紫式部集よりちょっと心に残った歌を紹介します。
紫式部は暗いと思っていたけれど、
前回に山本淳子先生のコメントご指摘で、
目からうろこの解釈が出来るようになりました。。
前回に山本淳子先生のコメントご指摘で、
目からうろこの解釈が出来るようになりました。。
今回も、この並べてある2句が面白いと思いました。
身を思はずなりと嘆くことの、やうやうなのめに、 ひたぶるのさまなるを思ひける 「数ならぬ 心に身をば まかせねど、 身にしたがふは 心なりけり 」 「心だに いかなる身にか かなふらむ 思ひ知れども 思ひ知られず 」 (紫式部集)
何となく実感できるように思います。
最初の句は「幸せは自分の心が決める」という
どこかで聞いたような言葉と同じように思いました。
どこかで聞いたような言葉と同じように思いました。
どちらかというとポジティブな表現でしょうか?
2句目はそれにくらべて少しネガティブな表現かもしれません。
紫式部という人は客観的な見方をする人なのでしょうか。
彼女がひきずる「憂し」が何かまだわかりませんが、
山本先生のおっしゃるように
肯定的に思うようになったことは、一歩前進かもしれません。
「いづくとも 身をやるかたの 知られねば うしと見つつも ながらふかな 」 (紫式部集)
山本先生のおっしゃるように
肯定的に思うようになったことは、一歩前進かもしれません。
色々な考え方があると思いますけれど。