県北親善の決勝日Bグループの3決、北本ミニとのゲームは観戦するにはスリリングな展開で、ということはベンチやギャラリーの心臓はバクバクで。
24分間を余すことなく続いたこのゲームの緊張感や、25分目を手に入れることができなかったチームを包む苦しさを覚えておこう。
それはメンバーの一人ひとりが容易に説明できない感情だった。
負けたことの悔しさや自分を振り返ったときの悔いが心いっぱいに膨らんでしまって、試合に負けるということは、そう、こういうことだった。
冷静になれば、ショットの成功率が低かったことひとつとっても、それが集中力の程度によるものなのか、展開によるものなのか、はたまた相手ディフェンスのせいなのか、考える材料が多く含まれている。
足を使ったつもりでいただけだったのか、使えたが生きなかったということなのか、「これから」へのヒントは山ほどある。
そも、思いのとおりにいくはずもない試合。
だからこそ、自分たちを育ててくれる。 次の自分たちに向かって準備をはじめられる。
まわりからの慰めも励ましも必要はない。自分たちが感じたものがあれば、それで十分だ。
コートでうな垂れた者はそれまでの自分のプレイが、ベンチで涙を流した者は自分がコートに立っていなかったことが、背中を押してくれる。
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