大阪市北区で行政書士・海事代理士・マンション管理士を営んでいる原田行政書士法務事務所の駅ブログ

主に学生時代から撮り続けている全国の駅の写真等をブログで毎日公開しています。

今日は旅券の日!

2020年02月20日 | 今日は何の日

2月20日は旅券の日です! 外務省が1998(平成10)年に制定しました。

旅券(パスポート)とは、海外で自らの国籍や氏名・年齢などを証明する最も公的で運用度の高い国際的身分証明書であり、また、万が一何かが起こった時に、その国の政府に対して必要な保護と援助を与えるよう要請する重要な公文書です。

(日本の旅券の歴史)

我が国で初めて旅券が誕生したのは、1866(慶応2)年で、当時は「ご印章」と呼ばれ、1枚の和紙に墨で書かれました。 写真はまだ普及してなかったので、写真の代わりに顔の特徴が書かれたそうです。
ちなみに、日本で初めて旅券を取得したのは、曲芸師の隅田川 浪五郎です。 浪五郎はパリ万国博覧会に出演するため、まずアメリカ合衆国に渡航しようとした際、慶応2年10月17日付で、江戸幕府の外国奉行(日本外国事務)から「ご印章」を取得したが、これが日本の旅券第一号とされています。

そして1878(明治11)年2月20日に「海外旅券規則」が外務省通達第1号として制定され、法令上で初めて「旅券」という用語が使われました

その後、1900(明治33)年6月4日、それまでの「海外渡航規則」に代わり、新たに「外国旅券規則」が制定され、1926(大正15)年1月1日からは、国際的な基準に従い、パスポートが手帳型になりました。

1951(昭和26)年11月28日に、新憲法下で「旅券法」が制定され、旅券が法律で定義されるようになり、この旅券法に基づいて同年12月1日に公布された「一般旅券発給申請書等の様式に関する省令」によって、それまでの「外国旅券規則」は廃止されました。

(旅券の種類)

日本の旅券は、(一般)旅券・公用旅券・外交旅券・緊急旅券の4種類あります。

●(一般)旅券…一般的なパスポートに該当し、有効期間が5年用(紺色)と10年用(赤色)の2種類があります(但し、未成年者は、5年用に限られます)。 ちなみに、10年間有効のパスポートが発行されるようになったのは、1995(平成7)年11月1日からです。

公用旅券…国会議員や一般の公務員、公的機関の職員、文化庁の認める在外研修員が公務で外国へ渡航する場合に公布される旅券です。

外交旅券…皇族、三権の長(内閣総理大臣・衆議院議長・参議院議長・最高裁判所長官)、国務大臣等政府高官、外交官等が公務で渡航する場合に公布される旅券です。

緊急旅券… 在外公館に設置された旅券作成機が故障等で交付が不可能で、なおかつ日本外務省での旅券交付を待つ時間的余裕がない場合や帰国のための渡航書の交付基準に当たらない者に公布される旅券です。 この旅券の有効期間は1年です。

天皇と皇后は、国際慣習における元首待遇により、旅券は必要ありません。



最新の画像もっと見る