ヤマグワの異形葉。
一つの個体に形や大きさの異なる普通葉が生じるのを「異形葉性(いけいようせい)」という。
ヤマグワの葉には、写真のように全く切れ込みのない葉から、極端に切れ込みの深い葉まで様々であり、異形葉性が目立つ。
その異形葉性は大変不思議で、規則性とか原因などを科学的に解明しようとする研究の話もあるが、恐らく徒労に終わると見られている。
ヤマグワの樹皮。
ヤマグワの樹皮には横長の皮目があり、これをつなぐ縦の筋が生じる。縦の筋はやがて縦の溝になっていく。ヤマグワの樹皮は黄色の染料に、また、根茎は漢方薬の「「桑白皮(そうはくび)」で利尿・咳止めに効くという。
ヤマグワの病害虫。
ヤマグワの葉に「桑キジラミ」の幼虫が群生し、白いロウ物質を糸状に分泌する。
成虫で越冬し、新葉展開後に産卵する。幼虫は葉裏で樹液を吸う。
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