ハマナスの葉。バラ科バラ属。
奇数羽状複葉で互生する。小葉は7~9枚。
小葉は厚手で表面の脈は凹み、全体に皺が多い。裏面には軟毛が密生する。
ハマナスの刺。
ハマナスの刺は枝に生じた毛が変化したもので「剛毛針(ごうもうしん)」という。
太い扁平な刺と、針のような小さい刺とが混在する。
近縁で道東に多いヤマハマナス(別名:カラフトイバラ)は刺が少ない。
ハマナスの白花。
ハマナスの白花、多くはないが時折見かける。シロバナハマナスと呼んで品種扱いされることもある。
アイヌたちはハマナスの実を「マウ」と呼び、木の方は「マウニ」と呼ぶ。
「マウ」の方は長沼町の「馬追(まおい)」という地名につながり、「マウニ」は石狩浜のカフェの名前「マウニの丘」になっている。