井伊影男の植物観察

植物の生き方の不思議さ、彼らのたくましさ、したたかさに触れる。しかし、観察者が井伊加減男だからなあ。

手稲ひだまり公園の春・ナニワズ1

2018年04月25日 | 日記


ナニワズ。ジンチョウゲ科ジンチョウゲ属。
ナニワズはオニシバリの亜種、オニシバリは西日本に分布しナニワズは北日本に分布する。
「難波津に咲くやこの花・・・」という歌がある。昔、書道の手本にされることで良く知られた歌で、早春に咲く梅を歌ったもにだが、北国で春一番に咲く黄色い花にこの歌の印象を重ねて「ナニワズ」と呼ぶようになったという。ちなみにこの歌、競技カルタの開始時に歌われる歌としても知られている。



ナニワズの雄花。
ナニワズは高さ40~50cmの低木、雌雄異株とされる。
花弁はなく、萼が筒状で先が4裂する。
雄花の方が全体的に大きく、オレンジ色の葯を持つ雄しべ4個が上から覗ける。
ジンチョウゲ科で良い香りがあるが、ジンチョウゲほどの強い香りではない。



ナニワズの雌花。
雄花に比べて小型になるが、大きさだけで見分けるのは難しい。
形としては雄花同様両性花だが、上から覗けるのは普通4個の雄しべ、葯はオレンジ色にならず、機能的に退化していると言われる。
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