マタタビの葉柄基部。マタタビ科マタタビ属。
マタタビの葉柄基部はサルナシ同様に膨らんで、やがて出来る冬芽の大部分を包み隠す。
マタタビの髄。
サルナシの髄は、円板状の膜で多くの部屋に仕切られる「薄膜髄」であるが、マタタビの髄は「充実髄」(空洞ではない)ではあるが、膜による仕切りを作らず、泡状のもので充実している。
マタタビの雄花。
マタタビは雌雄異株で、雄花をつける株と雌花をつける株とがあり、こちらは雄花。
本年枝の中部付近の葉腋に花をつける。雄株の場合は3個程の雄花をつけ、雌株の場合は普通1個の雌花をつける。花弁は広楕円形で5個。雄しべの葯サルナシの場合は黒紫色だが、マタタビの葯は黄色。