井伊影男の植物観察

植物の生き方の不思議さ、彼らのたくましさ、したたかさに触れる。しかし、観察者が井伊加減男だからなあ。

大沢口のハルニレ大往生

2012年11月24日 | 日記


倒れたハルニレの大木
野幌森林公園・大沢口のハルニレが倒れた。
このハルニレには樹洞があって2~3年前まではシマフクロウが鎮座し、多くの自然観察者を見下ろしていた。
そのハルニレ、18日・日曜日には健在だったのに、19日には倒れてしまった。
40~50年前に、北1条通りにあった「チャチャニレ」(ハルニレの老木の愛称で、チャチャはアイヌ後でおじいさんのこと)は、通行人の安全のために切り倒されたが、大沢口のハルニレは大往生を遂げた。



野幌のシマフクロウ。
野幌森林公園にはシマフクロウが生息していて、1000㎜もの望遠レンズをつけたカメラを携えた本州からアマチュア・カメラマンが押し寄せることもある。
このシマフクロウのいる樹は大沢口のハルニレとは違う。大沢口に姿を見せていたシマフクロウは2~3年前から姿を見せなくなっていたから、あるいはハルニレの寿命を感じ取っていたのかも知れない。
ハルニレの平均寿命がどれほどかよく分からないが、大沢口のハルニレの樹齢を200~300年と見る人もいる。ただ、樹齢500年と言われていたチャチャニレも実際には250年程だったという話もあるから、大沢口のハルニレも150~200年くらいだったかも知れない。
何れにしても、来週、遺体は片付けられるという。南無阿弥陀仏。
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