井伊影男の植物観察

植物の生き方の不思議さ、彼らのたくましさ、したたかさに触れる。しかし、観察者が井伊加減男だからなあ。

余市・円山公園の春2

2014年05月16日 | 日記


トチノキの芽吹き。トチノキ科トチノキ属。
トチノキの冬芽は樹脂に覆われべとつく。その芽鱗が割れ、最初に葉が姿を見せる。一見ミズナラの葉に見えるがやがて葉の間から花序が現れる。
ミズナラに見えた葉はトチノキの掌状複葉の小葉であることが分かってくる。



オニグルミの芽吹き。クルミ科クルミ属。
オニグルミの冬芽は裸芽で葉脈が見えている。裸芽ではあるが寒気の強さによって最外側の葉が冬の間に落ちて芽鱗の働きをすることもある。
左右に伸びだしている網目・棒状のものは雄花序の冬芽で開花して下垂していく。頂芽が開いて何枚かの葉の間から雌花序が姿を見せる。



カラマツの芽吹き。マツ科カラマツ属。
上向きのパイナップル状のものは雌花序で基部には輪生する葉がつく。黄色っぽく下垂するのが雄花序でこちらには葉はつかない。
葉芽、この段階はすべて短枝で30枚ほどの葉が輪生する。
短枝の開葉が一段落したところで長枝が伸びだす。長枝では葉は1枚ずつ互生させる。
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