
トサミズキの樹形。マンサク科トサミズキ属。
高知県(土佐の国)の蛇紋岩地帯で発見された落葉低木、樹高は大きいもので4mほどになる。
幹は叢生し、球形の樹形をつくる。
園芸樹としてつくられ、公園や住宅の庭などに植えられている。

トサミズキの冬芽1。
トサミズキの冬芽は2列互生につき、1年生枝はジグザグになる。
ふっくらしていて花芽と葉芽を含む混芽であることが多い。

トサミズキの冬芽2。
こちらは前年の秋の状態、枝先の葉が落ちると頂芽になる。春先のものと比べると膨らみは少ないがこれも混芽。葉と間に小さな冬芽があって、これは「平行予備芽」(花芽)である。
葉痕は三角形~半円形で維管束痕は3個。若枝には皮目(呼吸孔)が目立ち、長毛や星状毛がやや密につく。