そしてお夕飯は、平安神宮近くの「六盛」へ。ここへ着いた時は、そりゃぁもうすごい雨で滝のようだった。ですが、雨だろうと晴れだろうと
美味しいものは美味しいのでした。この「手をけ弁当」がここの売りなのだそうですが、見ても食べても楽しい一皿。
手おけ弁当が出たら終わりかと思ったら、じゅんさいのお鍋(アワビとエビ入り!)と茄子の田楽が出てきました。母は思う。じゅんさい鍋はちゃんとお出汁が熱くなるまで食べるべきではないし、茄子の田楽はバクバク食べてはいけない。お鍋は「あたたかい」より「熱い」方が美味しいし、田楽は少しずつゆっくり食べるように味付けされているのです。しかし、美味しい物を前にして待つ事ができない晴れ女たち。
翌日は清水坂から三年坂をのんびりと。
ここでも満腹のもと。朝から抹茶あんみつを食べる母。うぅん、今日も元気だ。
食べたら消費! 高台寺へ。
ここには秀吉と北政所ねね様像があります。
竹林で、ねねさんの寂しい思いに触れたと思ったら、
また食べる。やっぱりこれを食べないと京都に来た気がしません。
そのまま錦市場で
生麩やお漬物(食べ物ばっかり!)など買い物を楽しみ、京都の旅は終わったのでした。
しっとり散策、そして食べ物・・・・
お味も素晴らしいのでしょうが、盛り付けや器にまでのこだわりや気配りが嬉しいですね。
こちらは視覚で料理を楽しむことが少ないので、私までご馳走様でした~の気分です。
日本独特の文化かもしれません。
こういうセンス、大切にしたいです。