YNWC的な日常

街の中でも季節を感じて暮らしたい。生き物や自然のの話を中心に美味しい食べ物、散歩のことなど綴っていきます

九九鳴き浜清掃活動

2011-08-13 16:58:45 | 震災ボランティア2011春夏
今日は、唐桑自慢の景勝地「九九鳴き浜(くくなきはま)」の清掃活動を行いました。目の前は太平洋。美しい砂浜は歩くとキュキュと鳴きます。

震災後は重油にまみれた瓦礫や船などが打ち上げられ、危険な状態だったそうです。



今日はかなりの重労働かと行ってみたら、意外と片付いていました。これも人の力のなせる業。何故ならこの浜へ来るには20分の山道を歩かなくてはいけません。つまり重機ばかりか軽自動車1台入り込めない場所なのです。

最初の頃、大きな漂着物は船を使って運び出したと聞きました。船は海岸まで近づけず、陸上部隊と潜水士がバケツリレーで漂着物を積み込んだとか。



一見片付いて見える海岸ですが、一段高い場所には漂着物がまだたくさん塊っています。また、小さなごみには危険なものもまざっています。漂着物をふるいわけて危険物を取り除いたり、奥の方のごみを拾い集めたりしました。



また、砂に半分埋まっているような、ビニルシートやロープなどを掘り出したりもしました。写真は波打ち際に埋まった畳です。重いし、臭いし、2、3人ではとても歯が立ちません。





でもみんなでやれば、ちょっとの力で移動できました。

車が入れない場所の復興はまだまだ進んでいないのが現状です。また、集積場に集められた物は大まかな分別しかできていないため、再分別をしないと処分できないようです。

人手はいくらあっても足りないくらい。気の遠くなるような作業も人数が集まれば、大きく前進します。助け合うということの尊さを考えさせられました。

今回も地元の方やボランティア仲間との交流から、たくさんのことを教えてもらいました。来てよかったと心から思います。

お世話になった皆さん、ありがとうございました
(*^^*)

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