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出エジプト記22章

2021年12月07日 06時58分33秒 | 出エジプト記
●22章刑法(窃盗,放火),道義的規則
1.刑法各論の続き
今日の箇所も、昨日に続いて、日本で言えば刑法に当たる内容です。聖書に書かれていることを、すべてきちんと現代日本の法体系に照らして対比説明できるわけではありませんが、少し、試みてみたいと思います。まず1-5節は窃盗、6節は放火の罪、7-15節は、金銭・物品を預かった場合の注意義務の定め、横領罪も含んでいます。 
まず窃盗に関して興味深い点は、2節「もし盗人が抜け穴を掘って押し入るところを見つけられ、打たれて死んだなら、打った者に血の責任はない」つまり、正当防衛について認めることばがあることです。そして3節「もし日が昇っていれば」と人物の判別が明らかな状況で、しかも、盗んだと勘違いしたような状況で打って死なせてしまったら、という過剰防衛についても定められています。つまり専門的な言い方をすると「違法性阻却事由」と呼ばれる考え方が述べられています。
ともあれこれらに基づいて、イスラエルの市民社会が形作られていきました。実際、4節、横領罪の賠償方法として、二倍のものを償って返すとありますが、新約聖書において税金取のザアカイは、自らの罪を悔い改めて四倍のものを償って返しているのは、こうした根拠に基づき、さらに二倍返して、自らの悔い改めの深さを示したと言えます。また13節、「野獣にかみ裂かれたのであれば、証拠としてそれを差し出さなければならない」とあります。思い出すのは、創世記の弟のヨセフをエジプトに売った兄弟たちが、その着衣を血に浸して見せて、父ヤコブに報告した行為です。彼らが「償いをする必要がない」ことをそれによって示したのも、こうした考え方が背景にあったからと言えるでしょう。ただ、嘘偽りの証拠は、いずれ暴かれるものです(創世記44:22)。横領罪にしても、窃盗罪にしても、全ての人は、神の御前にあって、その行為の責任を問われる、ということです。誰が見ていなくても、神はご存じなのです。
2.道徳法、宗教法上の罪
16節以降は、イスラエルの文化・価値を背景とする道徳法、宗教法になっています。16、17節は処女に関する規定で、婚約していない処女を誘惑して寝た場合、その人は、処女の人生に対して責任を負わなくてはならない、と言います。性は、いのちを育む尊い行為です。その行為は責任あるものであって、決して行きずりの行為ではないのです。22章後半は、いくつかの法規が雑多に未整理に書き綴られているようです。たとえばそこには宗教法として、呪術の罪(18節)、偶像礼拝の罪(20節)、献げ物の手続き上の罪(29-30節)が規定され、道徳法として、社会的弱者への配慮(21-24節、23:9)、為政者に対する態度(28節)、聖なる民であるという意識からの食事に関する規定(31節)が定められています。また、25-27は、民法の賃貸借契約に関する定めがあります。モーセの時代より少し前の時代に作られたハムラビ法典では、商業上の金融で利息を取ることを認めていますが、その利息の額は古代では33%であったと言います。イエスの時代にも銀行に相当するものがあり、一般的には金利が認められていました。しかし、聖書では、貧しい者から利息を取ってはいけないと繰り返し命じられています。それは、金を貸すという行為は、貧しい者を助ける愛の行為と考えられたからです。今の時代は、金を貸してただ設けることを考える、実に、寒々とした時代なのかもしれません。ですから、聖書では27節、貧しい者が、金を貸してもらうことで返って苦しむのであれば、そこには神の裁きがある、と通常の法律の条文にはありえない注釈が加えられるのです。
こうして22章を読むと、現代日本の法規に通じる内容があることを理解できますが、その行間に、神の民とされた者たちに対する神の期待が語られていることがわかります。つまり、いかに神と人を愛して生きるかを語り掛けてくる内容があるのです。一般に社会法規は、人間社会に秩序を作り上げるものですが、聖書は、基本的に神を大事にし、人を大事にするとは、こういうことであると語っているのでしょう。神と人を大事にする愛の視点から、物事を進める時に道を誤ることはないのです。では今日もよき一日となるように祈ります。


<クイズコーナー>
最初に、昨日のクイズです。「奴隷は永遠に所有することを許されませんでしたが、では、何年目に奴隷は解放されなくてはならなかったでしょうか?」答えは、7年目でした(出エジプト21:2)。では、今日の聖書クイズを一つ。処女を誘惑して寝た場合、必ず自分の妻とし、花嫁料を払うとありますが、この花嫁料、いったいどのくらいの金額であったのでしょうか?答えはまた明日。では、今日もよき一日となるように祈ります。

<天草さんのフォローアップ>
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