【シーズン6】人生が100倍楽しくなる、パスターまことの聖書通読一日一生(旧約聖書 新約聖書 聖書通読ブログ)

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創世記46章

2021年11月11日 07時00分11秒 | 創世記
46章父ヤコブとの再会
1.出発するヤコブ(46:1-27) 
ヤコブは、ヨセフが送ってくれた車を見て元気づいたとあります。「息子のヨセフがまだ生きているとは、私は死ぬ前に彼に会いに行こう」ヤコブはエジプトに向けて出発しました。総勢70名の大移動でした。彼らは、ベエル・シェバまでやって来ると、そこで神にいけにえを献げました。ベエル・シェバは、ヘブロンからエジプトに通じる南方面への道と、アラバから地中海に至る北西方面への道との合流点にある町です。今日は荒涼とした土地で史跡あるのみですが、かつては、アブラハムが居を構え、イサクが自分の根城としたところです。そこでヤコブは、「父イサクの神にいけにえを献げ」ました。つまり彼は、先祖からの地境を動かすことになるかもしれないこの旅について神の許可を求めようとしたのです。しかし神は、ヤコブに約束されました。「このわたしが、あなたとともにエジプトに下り、また、このわたしが必ずあなたを再び連れ戻る(4節)」。地境が動かされることはないし、神がエジプトに共に下ってくださるというのです。要するに、神は留守も預かられるし、それに伴う旅も守られる。神の守りは私たちの人生に関わる全てに及ぶというべきでしょう。
2.ヨセフとの再会(46:28-34)
こうして神と共にエジプトに下ったヤコブがヨセフと再会しました。ヨセフは父に会うなり、父の首に抱きつき、その首にすがって泣き続けたとあります。実に、長い間隙を埋める涙であったことでしょう。他方父のヤコブは、ヨセフを抱きながら、神がヨセフに何をし、また自分に何をしてくれたのかを深く思わされていたはずです。
かつてヤコブは、11人の息子の誰よりもヨセフを愛し、ヨセフを特別扱いしました。しかし、この時ヤコブは、人間にできることなど、神がなさることには全く及ばない、と思わされたことでしょう。というのも、ヤコブがヨセフに着せたものは「長子の長服」でしたが、神がなさったことは、ファラオの指輪、亜麻布の衣服と金の首飾り、つまり「エジプトの大臣」の装束にヨセフを飾ることでした。ヤコブは、輝かしい装束に身を固めたわが子を抱きながら、父親が子にしてやれることなど、大したことではない、自分は神に勝ったイスラエルなどと言われたが、やはり神は偉大だ、としみじみと感じたことでしょう。
またヤコブは、神が子を取られたのではなく、子を先に遣わしたこと、ヤコブの家族を憐れんで、ヤコブの家族を健康的に支えられたことを深く諭されたはずです。小さな家族コミュニティの中で、偏見と偏愛に満ちた人生を免れることができた。その意義は大きかったはずです。
子は、神からの授かりものであると言われます。ですから親の所有物のように扱うことをせず、あくまでも神に授かったものとして、神のご計画に沿って育てていくものです。神は、この子にどのような計画を持っておられるのか、神のご計画が実現するために、私はこの子にどのように関り、育てたらよいのか、考え抜きながら、子どもと共に人生を歩む、それが神を恐れる者の子育て論でしょう。
ともあれエジプトに着いたヤコブたちは、ゴシェンの地に住むことになりました。そこはラメセスの地とも言われており(創世記47:11)、正確な位置はいまだに不明です。しかし、神のこのような措置が、外国にあって、イスラエル民族の共同体を作り、イスラエル人のアイデンティティを守ることになるのです。実際、エジプト人は外国人を蔑視する傾向にありましたし、このような特別居住区が作られることで、雑婚によるエジプト人との同化も防がれました。さらに、宗教的にもエジプトの偶像崇拝から守られました。そして、イスラエルは外敵の脅威にさらされることもなく、エジプトの地で増え広がることになるのです。神のなさる最善は、私たちの小手先の最善に遥かに勝るものです。今日も私たちの思いを超えた神の最善に期待し、希望を持って歩ませていただきましょう。では今日もよき一日となるように祈ります。
<クイズコーナー>
最初に、昨日のクイズです。「ヨセフはヤコブの何番目の子どもだったでしょうか?」答えは11番目の子でした。では、今日の聖書クイズを一つ、エジプトでイスラエル人が住んだ土地、ゴシェンの地は、別名何と呼ばれているでしょうか?答えはまた明日。では、今日もよき一日となるように祈ります。

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