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意外な組み合わせ?それともベストマッチ?

2019-05-09 20:31:06 | アラカルト

今日、スーパーに買い物に行ったとき、ふとアイスクリームのショーケースに見慣れたような、でもチョッと違うような???という、パッケージの氷菓子があった。
それが👇だ。


ご存じの井村屋のあずきバーのコーヒーバージョンだ。
あずきとコーヒーという組み合わせは、意外だと思われる方も多いかもしれないが、実は「あずきコーヒー」と呼ばれるコーヒーの飲み方が、名古屋を中心に認知されている。
現在は全国展開をしている名古屋発祥の「コメダ珈琲店」には、「小豆小町 葵」というメニューがある。
この「小豆小町シリーズ」には他にも「小豆小町 桜」、「小豆小町 菫」があり、桜は小豆+ミルクティー、菫は小豆+ミルクという組み合わせになった飲み物だ。

このメニューを見ると、名古屋人はどれだけ小豆好きなのか?と思われるかもしれないが、他の地域でもコーヒー+あずきという提案をしているお店がある。
我が家の菩提寺がある松江の老舗和菓子店・桂月堂は、看板商品の一つである「薄小倉」という和菓子にコーヒーを合わせる、という提案をしている。
桂月堂:薄小倉(うすおぐら)
日ごろほとんどコーヒーを飲まないのだが、一度実家に帰った時たまたまあった「薄小倉」でコーヒーを頂いたところ(実家の父が淹れたコーヒーだった)コーヒーの苦みや酸味に、小豆の雑味がなくシッカリとした甘さが、驚くほどあっていたのだ。
「和菓子にはお茶」とばかり思っていたが、意外な組み合わせも大いにアリだと実感したのだった。
このような数少ない味覚体験から、この「コーヒーあずきバー」も十分OKなのでは?という気がしている。

思考やファッションなどは、年齢と共に変化し新しモノ・コトに挑戦する抵抗感は、比較的少ないだろう。
しかし「味覚」となると、子どもの頃から慣れ親しんだ味、様々な情報から「美味しい」と言われているモノに対しての抵抗感が少ないが、それまでの既成概念的な組み合わせ以外や、情報が少ないと抵抗感が強くなる。
「それって、美味しいの?」と疑心暗鬼になってしまうのだ。
だからこそ、大手と言われる食品会社でも「新しい味」を出す時には、生活者の意識調査や試作品のブラインドテスト(別名「目隠しテスト」と呼ばれる、名前などテストに参加者には伏せて置き、先入観を持たせずに行う味覚や視聴テスト)」を何度も繰り返し、やっとの思いで市場に出す。
それほど「新しい味」に対しての抵抗感は高いのだ。

今回の「コーヒーあずきバー」は限定品として販売され、来年は発売されないかもしれない、という商品の可能性が高い。
定番化するためには、生活者の適切で前向きな反応が必要かもしれない。


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