日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

電子ペーパーはどうなった?

2010-05-25 13:45:03 | ビジネス
iPhoneが発売されてから、携帯電話は「タッチパネル」タイプが急激に増えた。
そしてその発展形として、今週iPadが発売される。
グーグルとソニー、インテルが共同で、テレビを作るというニュースもあったばかりだ。
テレビの世界では、3Dテレビが話題になっている。
このようなニュースを聞くと、ITの進化の「日進月歩」さに驚くコトがある。
ただ、その進歩についていけない自分がいる、のも事実なのだが・・・。

そんな進歩についていけない私が、フッと思い出したことがある。
それは「電子ペーパー」だ。
電車の釣広告などでの利用が期待されたり、病院の電子カルテ化の促進というコトなどが考えられたような記憶があるのだが、すっかり聞かなくなってしまった。
「電子ペーパー」の発展系として、電子ビューワーという製品もあったのだが・・・。
この時のプレスリリースでは、分厚い工業製品の修理マニュアルなどを複数読み込ませることができる、など利点を挙げ、主にビジネスユースとしての期待があった。
ところが、同じ様な機能をアマゾンの「キンドル」が登場し、書籍などを電子化させ、携帯させることができるようになり、すっかり「キンドル」のほうが一般化してしまった。

では、「電子ペーパー」の技術はムダだったのだろうか?
個人的には、「電子ペーパー」の技術そのものの開発はムダだったとは思えない(というか、思いたくない)。
というのも、「トロン」のような例があるからだ。
「トロンって何?」という方もいらっしゃるかも知れない。
実は、日本の携帯電話が音楽のダウンロードが出来たり、携帯で撮影した写真が携帯メールに添付して、送信できるのも「トロン」というOSだからなのだ。
そしてその「トロン」は、「日本生まれの日本育ち」だ。

であれば、「iPhone」や「iPad」とは違う性能や機能を付加した「電子ペーパー」が登場する可能性もあるのではないだろうか?と、期待しているのだ。
元々、日本は「軽量・小型で多機能」という分野は得意なはず。
ハードを作るだけではなく、日本人が使いやすいアプリケーションの開発を含め「日本人の電子ツール」を創って欲しいと・・・期待と願いを込めて。







最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。