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ネットユーザーは、ブランドを見る目が冷ややか?

2018-11-16 22:15:36 | ビジネス

Yahoo!のトピックスに取り上げられている、「ゴディバ」の日本事業売却のニュース。
日経新聞:「ゴディバ」日本事業売却 強気の売値1000億円

「ゴディバ」といえば、バブル絶頂期の頃日本で大ブームとなり「高級チョコレート」の代名詞となった。
バブルが崩壊した後も「王室御用達」というと点で、今でも根強い人気洋菓子ブランドだ。
今現在は、創業家とは全く関係が無いトルコの製菓企業の傘下になっているのだが、今でも「ベルギー王室御用達」という水戸黄門の印籠並みのブランドパワーは、落ちてはいないのでは?と、思っている。

そのトルコの製菓企業が、日本事業を売却するということで、Yahoo!のニュースに取り上げられたのだが、このニュースに対するネットユーザーのコメントが、とても冷ややかなのだ。
Yahoo!トピックス: 「ゴディバ」日本事業売却へ=三菱商事が入札参加

圧倒的に多いコメントは、「日本の企業のチョコレートのほうがリーズナブルで、美味しい」だ。
具体的に企業名を挙げている人も少なくない。
確かに、日本の製菓企業のチョコレートは、美味しいと思う。
「日本人好みの味」と言ってしまえばそれまでだが、「The Chocolate」のようなビーン・トゥ・バーのチョコレートがコンビニでも買える、というほど、様々なチョコレートに親しむ環境があるのが、日本の市場だともいえるだろう。

だからこそ、特にチョコレートが大好き!!というほどではない人にとっても、当たり前のようにチョコレートの味について、いろいろ言えるのでは?と、考えている。
そのような市場の中で、「ゴディバ」というブランドは、それなりのステータスのような地位にあるチョコレートであるにもかかわらず、ネットユーザーのコメントは、とても厳しく、ポイントを突いている。

その一つが「コンビニでも買えるようになって、ブランド価値が下がった気がする」という趣旨のコメントだ。
事業拡大という狙いで、コンビニとのジョイント商品を「コンビニオリジナル」として発売したと思うのだが、逆にブランド価値を下げてしまった、というコメントなどは「数字」ではわからない「ブランド価値」に対する指摘のように思える。

海外の有名ブランド企業(例え実施的経営が、創業家とは全く関係が無くても)の「冠」となる言葉(=ゴディバの場合は『ベルギー王室ご用達』)の場合、海外で評価を受けているというのは、日本での事業戦略ではとても優位になる。
それらを理解しつつも「今の商品価値は違う」と、「ブランド力」に左右されない価値観を持つコメントができる人たちが数多くいる、ということは、それだけ鍛えられる市場、ということでもあるかもしれない。





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