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「恋愛資本主義」って、何だろう?

2016-12-26 12:22:42 | アラカルト

先週末からの3連休、いかがお過ごしでしたか?
クリスマスと重なったこともあり、ご家族や友人たちと一緒に過ごされた方も多かったことだろう。
しかし、先日拙ブログでもエントリさせていただいたように「クリぼっち」と呼ばれる、「クリスマスを一人で過ごした」という20代~30代も、多かったのではないだろうか?
そんな「クリぼっち」さんたちの一部が、「クリスマス粉砕」というデモを行った、という話題をHUFFING POSTが取り上げていた。

HUFFING POST:「クリスマスを粉砕せよ!」渋谷でデモ 主催者が語る、そのオソロシイ野望

記事にある通り、欧州では「Merry Christmas!」ではなく「Happy Holiday!」と、言う表現を使うことが一般化している。
その背景にあるのは、民族や宗教の多様性がある。
それだけではなく、「クリスマス休暇」がクリスマス~新年までというケースも多く、クリスマスをお祝いするだけの言葉では足りない(?)ため、「Happy Holiday!」というようになった、ということも言われている。
グリーティングカードのメッセージも「Season Of Greetings」という文が一般的だ。
と言っても、これは欧米での事情であって、日本の場合ではない。
そもそも日本での「クリスマス」は、宗教色があるものではなく、一つの「年中行事」としてとらえられているのでは?
その点では、「バレンタイン」と似たものがあるのではないだろうか?

「クリスマス粉砕」を訴えた彼らの主張は、欧米のような事情を踏まえてというよりもむしろ「恋愛資本主義」ということを、粉砕したかったようだ。
その「恋愛資本主義」というものが、どのようなものなのかイマイチ理解できていないのだが、今時「恋愛が苦手」という若者たちは、決して少なくはないという指摘があることを考えれば、そのような行動を起こす若者がいてもおかしくはないのかな?という気もする。

しかし、上述した通り今の20代~30代の半数以上が「一人でクリスマスを過ごす」というデータがある通り、「一人でクリスマスを過ごす」ことは、特別なことではない。
「恋人と過ごすクリスマス」ともてはやされたのは、バブルの頃で今から20年以上も昔の話だ。
そのころは、男女関係なく「クリスマスを一人で過ごす」というと、同世代からは同情とも哀れみともとれるような言葉をかけられたり、視線を浴びせられたものだ(実感としてあった)。
しかし、今はそのような社会的な風潮は見られない。
にも拘わらず、「クリスマスを粉砕し、恋愛資本主義を壊そう!」という、発想はどこから来るのだろうか?

確かに「恋愛」をキーワードにした、ビジネスはある。
なんとなくだが、「非モテ」である自分たちの社会的存在を、アピールしたかったのでは?という気がするのだ。
自分たちのことを「非モテ」と言い切ってしまうことで、「非モテ=なんとなくみじめ(と言っては失礼だが)な自分たちを肯定したい」というように思えるのだ。
社会に対する不満もあるかもしれないが、「非モテ=社会的疎外感」のような自分自身への呪縛のようなモノがあるのでは?という、気がする。
「恋愛ビジネス」というものがあるのであれば、その「ビジネスの波」に乗らなければよいだけなのだ。
その「波」に乗ってしまうことが、「非モテ呪縛」の原因のようにも思えるのだが・・・。


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