日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

「ことば」を探しに、まちへ出よう

2018-01-12 18:30:16 | マーケティング

今年、岩波書店の元旦広告は「広辞苑 第七版」と今月発刊される新書だった。
視覚的に訴える内容ではなく、「対話」をキーワードにした今の社会情勢などを絡めた、読ませる広告だった。
活字媒体の中心である、新聞向きの広告だったと思う。



その「広辞苑」が1週間の書籍の予約ランキングで1位となっているらしい。
リポビタンD TREND EYES:「広辞苑」の最新版発売!

私が学生だった頃は、「広辞苑」が家庭にあるのが当たり前のような感じであった。
「広辞苑」でないが「国語辞典」は、一家に1冊以上あったのではないだろうか?
それが今では、スマホの検索あるいは電子辞書に取って代わられ、一般家庭が購入するというイメージはなかった。
まして「広辞苑」は、決して安くはない。
それが予約(販売は、本日12日から)で、1位になるとは思ってもみなかった。
このトレンドランキングで、注目したいのは今回の「広辞苑」の編集を指揮した編集長さんのインタビューだ。

「ことば」は生き物だと思う。
時代によって、そのことばの持つ意味が大きく変わることさえある。
その中で、日本語として定着をしていくことばを選びだし、他のことばと関連づけていくという作業は、地味で途方もなく時間のかかる仕事だろう。
だからこそ、「ことば」を探すために、ニュースやネットの記事などを日ごろからチェックをするだけではなく、街中の看板や電車の中吊り広告などで使われている「ことば」をメモったりするのだろう。

このような「探す」方法は、実はマーケティングでも同じだ。
むしろ「ことば」を探すために、街中を歩き何気ない電車の中吊り広告に目をやり、ニュースやインターネットの記事などに目を通すのだ。
もちろん、ことばの意味の確認をするために「広辞苑」や「国語辞典」、時には英和辞典などを使うことも多々ある。
そのようにして、「集められたことば」から今の生活者の気分のようなものがつかむのが、マーケターの仕事の一つだと思っている。
様々な人たちが発することばを探すことは、その時々の時代感を探すということのような気がしている。




















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