日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

「人は考える葦である」。本を読まないのは・・・???

2012-09-13 11:38:42 | CMウォッチ
先日「電子書籍」についてエントリをした。
電子書籍は「活字離れ」を止めることができるか
この時は、まさかこの様な広告が掲載されるとは思ってもみなかった。

今日新聞の真ん中の頁全面に掲載された、宝島社の広告だ。
動物園の猿山に全裸の人々が、餌のバナナを奪い合う様な姿を写した広告。

この広告を見たとき、一番最初に思い浮かんだが日清・カップヌードルの「Hungry!」シリーズのCMだった。
原始人がマンモスや巨大なダチョウの様な鳥を追いかけ、そのマンモスやダチョウにしてやられる、と言うユーモアの中にチョットした皮肉が入ったCMだった。
覚えていらっしゃる方も多いのではないだろうか?
この「Hungry!」の一連のCMには上述した通りユーモアが感じられたが、今回の宝島社の猿山の人たちには、ユーモアを余り感じない。
上から投げられるバナナに群がる人、持ちきれない程のバナナを抱え何処かへ行こうとする人・・・写真に描かれた人たちを見ていると、何となく人の持つエゴというか嫌らしさの様なモノを感じてしまったのだった。

もう一つ実は思い浮かんだのは、1988年のパルコの広告で使われた「本を読む馬鹿が、私は好きよ。」というコピー。
コピーの作者は糸井重里さん。
野性的で肉感的な女性が、ポスターに起用されていた。
肉感的で野生的な女性とこのコピーが、今回の広告とどことなく重なるトコロを感じたのだ。

「本を読む=知的行動」という単純なコトでは無いと思う。
でも、本を読むコトでいろいろなコトを学ぶコトができるのも確かだろう。
その文字やビジュアルから感じ・学んだコトから、考え新しいモノを見つけ、創り出す、と言う作業の繰り返しが、文化を創ってきたのだとすると、人だからこそできる「文化の創造」の素としての読書の大切さを忘れてはいけないのかも知れない。

と言っても、「おまけ付き本」で部数を伸ばした宝島社に言われたくない!と思っている出版社があるかも知れないが・・・。



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