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クローンと言っても、同じではない

2019-10-13 12:50:07 | 徒然

台風19号は、首都圏を中心に大きな被害を出しながら、進んでいった。
千葉では接近中に震度4の地震が発生する、という二重の被害が起きている。
台風15号の復旧が遅々として進まない地域がある、千葉県内の方々にとってはより厳しい状況になっているのでは?と、想像している。
そして、長野では千曲川の堤防が決壊、というニュースもあった。
ただただ、1日も早い平穏な暮らしが戻ることを願うばかりだ。

朝日新聞を見ていたら、「クローン牛」の記事があった。
朝日新聞:クローン牛、静かな最期「畜産に貢献しない」と言われ

「クローン」というと、ある一定年齢以上の方は「羊のドリー」を思い浮かべるのではないだろうか?
クローン技術を使った初めて誕生した動物が、「羊のドリー」だった。
産経新聞インデックス:クローン羊誕生で倫理的波紋

「羊のドリー」の誕生は、産経の記事にあるように「倫理観」という観点から、社会的問題視されるようになるのだが、反面畜産などの分野では「クローン技術」を使うことで、優秀な(例えば「肉質が良い」などの理由)種をつくることができる、という期待があったのも事実だろう。
その結果誕生したのが、朝日新聞に掲載された牛の「かが」と「のと」だった。

「かが」と「のと」の写真を見て、気づくことはないだろうか?
「クローン」として誕生しただけではなく、双子の牛として誕生した「かが」と「のと」だが、見た目にもはっきりとわかる「個体差」がある。
「クローン」だけではなく「双子」ということであれば、DNA(遺伝子情報)のレベルでは、まったく同一のはずだ。
しかも、成育環境も同じだったはずなのだ。
「DNA=個体差などはほとんどない」と思ってしまうのだが、この「クローン牛」である「かが」と「のと」には、明らかにわかる個体差がある。
ということは、DNAが同じであっても全く同じではない、ということを示しているのでは?と、考えるのだ。
言い換えるとすると「クローン」であっても、個体差があり個性がある、ということになると考えても良いのではないだろうか?
「クローンで双子で生まれ、同一環境で成育」したとしても、「エピジェネティックス」と呼ばれる作用によって個体差が生まれる、と先日お話しを伺った某大学のサイエンストークでの話を思い出したのだ。
国立がん研究センター研究所:エピジェネティックスとは?

だからと言って、「クローン」による畜産動物を増やすことには、賛成できない。
それはやはり「倫理観」というものがあり、「生命を(人が)弄る」ことに抵抗があるからだ。
ただ「クローンだから××」という特別な見方ではなく、単純に「生命の不思議さ」を、亡くなった「クローン牛・かが」は教えてくれているような気がするのだ。



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