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女性マーケターから見た日々の出来事

企業の古い体質が表面化した、今年だった?!

2016-12-28 15:40:53 | ビジネス

今日が仕事納め、という企業も多かったのではないだろうか。
その仕事納めの日に、電通が「労基法違反」で書類送検された。
朝日新聞:自殺社員の直属上司を書類送検 電通、労基法違反容疑
書類送検をされたのは、長時間労働により自殺をされた女性の直属の上司なのだが、直属の上司だけが「労基違反」をしていたわけでは無いはずだ。
むしろ、恒常的に「長時間労働」が行われ、残業の過少申告が電通全体で行われていた、と考えるのが当然だろうし、事実としてそのような報道もある。
もちろん、この事件の背景には「長時間労働」だけではなく、「セクハラ」や「パワハラ」等があり、「長時間労働」による心身の疲弊に拍車をかけた、という指摘があることを忘れてはいけないと思う。

そして、もう一つ忘れられないのが、SMAPの「騒動」だった。
今週の月曜日に放送された、最後の「SMAP✖SMAP」については、様々な感想があるようだが、この騒動の発端は、SMAPのマネージャーと事務所幹部との「権力抗争」のような部分があった、という報道だった。
そのとばっちりをSMAPのメンバーが受けてしまった、という印象もあると思う。
だからこそ、ファンの多くが「解散」を、受け入れられずにいるのだろう。
「解散」という部分だけに注目してしまいがちだが、問題の本質は「芸能事務所の古い体質」ということのような気がしている。

もう一つ話題になったのが、NHKの朝の連続ドラマで人気を博した「あまちゃん」の主役を演じていた、能年玲奈さんが所属事務所と揉めて、自分の本名である「能年玲奈」という名前を使うことができなくなった、ということがあった。
今では「のん」という、名前で活動をされているのだが、受け手となる生活者は「何故?本名なのに使えないのか?」という、疑問がぬぐえない。
疑問がぬぐえないだけではなく、「個人を尊重していない。横暴な事務所」という、印象すら与えている感がある。
その昔は、「芸名」で活躍をする俳優さんや歌手が当たり前だったが、今は本名を使って活動をする俳優さんや歌手は、少なくない。
むしろ、それが当たり前になりつつある中での、出来事だったため余計に違和感を感じた人が、多かったのではないだろうか?

電通の事件とSMAPや能年玲奈さんのこととは、まったく違う問題のように思えるのだが、本質は同じなのではないだろうか?
それは「社員」と「企業」の関係が、「古い体質」のままである、ということだ。
企業側の「従業員は企業のいうことを聞け」という感覚が、企業の規模にかかわらずあり、そのような問題が表面化した1年だったような気がする。

様々な価値観が共有され、新しいモノ・コトを創り出すために「ダイバーシティ」ということが、盛んに言われ始めてから数年が経つ。
にも拘わらず、このような企業側が自らの「古い体質」に気づかないのであれば、それは社会から淘汰される体質を持っている、ということだと実感した1年でもあった。
企業は


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