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「共感性」と言うキーワード

2012-11-21 20:45:42 | マーケティング
以前大流行した「脳トレ」。
実際に、ゲームとして楽しんでいらっしゃった方も多いかも知れない。
その「脳トレ」を監修された川島教授と電通が「共感性」をキーワードとした、商品開発をする、と日経新聞のWEBサイトにあった。
詳細はWEB会員では無いので読んではいないのだが、「人って、そんなに単純なのかな~」というのが、率直な感想だ。

随分前から、マーケティングの世界では「共感性」の重要性というコトが、言われてきた。
よく言われるのは「水面に一滴の水を落として拡がる波紋」のような、広がりが大事、と言うコト。
いわゆる「ブーム」と呼ばれる流行の中には、この「一滴の水が起こす波紋」のような広がりを見せるモノがある。
メディアがつくり出した「話題」では無く、ゆっくりと時間をかけながら人気となっていく商品やサービスなどだ。

ゆっくりと時間をかけながら拡がっていく過程で得られるモノの一つこそ、「ブランド力」だろう。
多くの人が「共感し、信頼とその価値を認める」というコトでしか得られるコトがないのが「ブランド」であり、得られた時に「力」となるのだから。

それを「脳科学」という視点で研究をする、と言うのは、とても面白いテーマだと思う。
思うのだが、「脳科学で得られたコトを商品化に結び付ける」と言う発想に、躊躇してしまうのだ。
「人って、そんなに単純なの?」、「様々な考えだけでは無く、気持ちが一人ひとり違うから、面白いんじゃない?」そんな、気持ちがあるからだ。
余りにも杓子定規に考え、「科学的根拠」ばかりを重視すると、人の気持ちが置いてきぼりになってしまうような気がするのだ。
「脳科学」の視点で見れば、「心は脳にある」というコトらしいのだが・・・。

もう一つは「人の揺れ動く感情」と言うコト。
何か大きな買い物をする!時、朝出かけた時と違うモノを買っている、と言うコトは無いだろうか?
逆に考えると、その様な提案ができる売り場が、これから先とても大切だ、というコトだと思う。
「頭で考える」だけでは無く、その場の雰囲気や第六感的な感覚、と言うのもとても大切な感覚だと思うし、むしろその様な「皮膚感覚的」なモノに左右されている部分が大きいのでは?

今の様になかなかモノが売れない時代だからこそ、「脳科学を活用した商品開発」という発想が生まれるのかも知れない。
でも、それでは面白みのある商品、遊び心のある発想というのが生まれにくいような気がする。
その様な問題も「脳科学が解決する」というコトなのかも知れないのだが・・・。
人の心や感情って、そんなに単純なのだろうか?

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