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「おじさん」に注目

2012-04-21 21:07:11 | トレンド
男性と女性とでは、どちらが注目されやすいか?といえば、おそらく「女性」というコトになると思う。
それはどの世代でも同じ傾向にあると思う。
最近の例で言えば「女子会」は当然だが、「アラフォー」や「アラサー」、時々聞いたりする「アラフィフ」などという年齢相当を表す言葉の対照は、おそらく女性だと思う。
男性の場合、「アラフォー男性」というような使われ方をされているような印象がある。
それだけではなく「オバサン」は、話題になりやすいが「おじさん」が話題の中心になるコトは殆どない。

ところが最近その傾向が、変わりつつあるようなのだ。
それは書店に行くと分かる。
最近話題になっている本の中に「おじさん」をテーマにしたものがチョッとしたベストセラーになっているからだ。
もしかしたらご存知の方もいらっしゃるかも知れない。
その本とは・・・
「おじさん図鑑」

「おやじがき」
2冊とも読んだわけではないが、「おじさん図鑑」のように「おじさん」を観察し、分類している本はこれまでになかったような気がする。

新しい商品やサービスを仕掛ける時その対象となるのは、若年層であったり、世代を問わず女性が中心となっていたように思う。
実はこの「おじさん」と呼ばれる世代の男性は、仕掛けの対象になってこなかった。
なぜなら、積極的な生活活動というモノが見えにくい存在だったからだ。
日常生活での行動(=「生活活動」)が仕事中心で、社会との結びつきが希薄な存在が「おじさん」だったということだ。
だからといって「仕事熱心なおじさん」に問題があるわけではない。
「仕事熱心なおじさん」には、日常生活をしっかりサポートしてくれる奥様(=「おばさん」)がいて、その奥様たちがご主人のために生活全般を看てくれている。
「おじさん」が積極的に何か行動を起こさなくても、日常生活ではさほど不自由をしないようなサポート体制が、社会の仕組みとして出来上がっている、というコトなのだ。

しかし、団塊の世代が「おじさん」世代になり始めてから、この傾向が少しづつ変化し始めているようだ。
「団塊の世代」という一括りでみてはいけないと思うのだが、これまで「画一的」だったおじさんのイメージの幅を広げたのが「団塊の世代」という気がする。
だからこそ、文庫本「おやじがき」のサブタイトルが、「絶滅危惧種中年男性図鑑」となっているのだろう。
一昔前の「正しい(何を持って「正しい」のかは分からないが)おじさん=中年男性」は、今や絶滅危惧種になりつつあるという考え方からすれば、やはり「団塊の世代のおじさん」と、「それ以前のおじさん」では、いろいろな面で大きな違いがあるのだと思う。

だからこそ、今「おじさん」がチョッとした注目されているのだと思う。

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