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女性マーケターから見た日々の出来事

コストと安全-やってはいけないこと-

2005-11-18 22:09:27 | アラカルト
東京を中心にマンションやホテルを建設設計したいた、建築士が地震強度のデータを改ざんしていた。
「コスト削減」というプレッシャーがあり、「安全性よりもコストを選んだ」ということのようだ。
このような建築設計では、確かに「コスト削減」ということは重要なポイントなのかも知れない。
でも、考えなくてはいけないのは内装などは削減できても、安全にはコスト削減が出来ないということ。
実際、この建築士が関わったマンションやホテルが、どのような内装のものなのかよく分からない。

もうひとつ気になったのは、この建築士が「これらの仕事によって、仕事が増えた」と言っていることだ。
業界内では、「建築に掛かる相場」よりも、安く積算できる建築士として、仕事を増やしていたのかも知れない。
となると、建築業界全体にも問題があるのではないだろうか?
そして、発注主の責任はないだろうか?

ホテルは、今日から休業状態となった。
マンションなども、住人に対しての退去勧告などが出るかも知れない。
「安全に掛かるコストを無視」したことで失う、「時間・お金・労力」そして何よりも「信頼」は、余りにも大きい。

「建築士」として、仕事の責任とプライドは無かったのだろうか?
そして、殆どチェックもしないで検査をしていた建設会社にも、責任はないのだろうか?
このようなことが、氷山の一角だということはないだろうか?
人を疑うことは、余り良いことではない。
でも、「人が住む=生活をする」という場を、蔑ろにする企業があることもまた、現実なのかも知れない。

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1 コメント

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Unknown (兵庫県の・・・・)
2005-11-20 20:19:08
> 検査をしていた建設会社

以前は建築基準法上の確認事務は都道府県等の建築主事がやってました。

知事ではなく建築主事です。

ちょうど、裁判の判決を裁判所がするのではなく、裁判官がするように。

これが数年前が民間の検査機関でも出来るようになりました。

悪名高い行政指導が無い分、結構流行っているようです。

まあ、悪いことを考える人は組織だけの問題ではないでしょうけど。



建築士だった伯父がよく言ってました。

ビルのひびを見ただけでどこを手抜きしたか分かると。

工事をした職人も分かっていたはずです。

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