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人のエゴで動物を飼うのは、いかがなもの?!

2021-09-02 21:37:16 | 徒然

Huffpostを見ていたら「ペットブームとは言え、どうなのだろう?」と、感じる記事があった。
Huffpost:「謎の生物」を九州の山中で保護、バイクで交番に届ける。その意外な正体とは?

「新型コロナウイルス」の感染が拡大し始めた頃から、ペット関連のビジネスが伸びている、と言われている。
在宅時間が増えただけではなく、「人と会う」ことが難しくなり、寂しさを紛らわすためにペットを飼う人達が増えたため、と言われている。

ペットを飼うこと云々する気はない。
飼い始めたペットの最期まで、面倒を見切れるというのであれば、どんな理由であってもペットを飼うことに、問題はないと考えている。
最近では、ペットショップではなく「保護ペット」を譲渡会のような場所で見つけ、飼う人達も増えていると聞く。
例えば、「豆柴」と呼ばれる頃は無条件に可愛かった柴犬も、成犬になれば個体も大きくなり、散歩する時に引っ張る力も強くなる。
世話をするためには、ペットフードや適度な運動をさせるために散歩に行かなくてはならない。散歩途中の排泄物の処理も飼い主の責任だ。
病気になれば、ペット病院に連れて行き、人様よりも高額な治療費を支払う必要がある。
猫の場合は、散歩をさせ、道端での排泄物の処理等が無いとはいえ、多頭飼いをする人が多いため、避妊手術等をしなくてはならず、それなりの世話が必要だ。
「ペットを飼う」ということは、時間とお金と労力を膨大に必要とするものでもあるのだ。

犬や猫、最近ではハムスターのような小動物をペットにする方ばかりではない。
Huffpostの記事にあるような、珍しい動物をペットとして飼う人達もいる。
ただ、このような記事を読むたびに「ワシントン条約」で禁止されていないにせよ、環境の違う場所に連れてこられた動物たちにとって、どうなのだろう?と、思うのだ。

今回の様な「脱走劇」等は時々あり、何も知らない人が噛まれたり引っかかれたりする、という場合もあるのでは?
正体不明の動物に、噛まれたり引っかかれたりした時、すぐに治療してもらうにしても、正体不明の動物なら、どんな病原を持っているのかも分からないはずだ。
そのようなリスクを、ペットを飼っている人以外に負わせるというのは、いかがなものだろう?
全く違う環境で飼育されることが、種の保存という観点から考えて、どうなのだろう?
それがもし、野生化してその地域の生態系に影響を与えるようなことになったら、どうするのだろう?
そのようなことを、色々と考えてしまうのだ。

SDGsという視点で考えてみても、その地域に合わないペットを飼うことは、様々な点でデメリットがあり過ぎるように思えるのだ。
「人のエゴ」でペットを飼う、という時代は既に終わっているのではないだろうか?



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