日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

販売の基本は、対面だと思う

2017-12-12 20:56:27 | ビジネス

昨日のYahoo!トピックスに、トリンプの苦戦が取り上げられていた。
元となった記事は、東洋経済の記事だ。
東洋経済:「天使のブラ」トリンプが苦境にあえぐワケ

若い女性を購買の中心として捉えた路面店「AMO'S STYLE」が、次々と閉店しているのは、街中を歩いていても実感することだ。
記事にある通り、「AMO'S STYLE」の閉店は、トリンプの苦境となる一因かもしれない。
ただ、この記事を読んで違和感を感じない訳ではない。

というのも、トリンプそのものが若者路線の下着が売り上げの中心だったのだろうか?という、気がしたからだ。
元々、トリンプはやや高級感のあるブラジャーが販売の中心だったような気がしている。
拙ブログにこられる男性諸氏にとって、ブラジャーという下着のつくりは良く分からないと思うのだが、実はブラジャーという下着は、様々なパーツが縫い合わされて形づけられている。
何故なら、女性の乳房はとても柔らかく、胸の皮膚で乳房そのものが支えられているため、その乳房の形に合わせた小さな布片を縫い合わせて、立体にしている。
そのうえに、綺麗なレースなどが縫い合わされていくのだから、その工程の多さなどを考えれば、価格は高いモノになっていく。
実際、安いブラジャーというのは、縫い合わされるパーツが少なく、それだけ手間を省いている為、乳房がブラジャーのカップに上手く収まらない。
もちろん、最近では3D成型で作られるブラジャーも、少なくない。
その先駆けとなった?のは、ユニクロだろう。

記事にある「AMO'S STYLE」は、若者向けの商品ということもあり、トリンプの戦略として若者層を取り込みたい、ということだったのだと思う。
若者向け「AMO'S STYLE」だったのはわかるのだが、そもそも日本のブラジャーの販売の仕方が、余りにもおざなりすぎるような気がしてならない。

上述したように、ブラジャーという下着は、小さな布片を組み合わせて乳房の形をつくり、乳房を包み込むようになっている。
ところが、年齢に関係なくこの「乳房を包み込む」着け方をしている女性が、案外少ないようなのだ。
温泉などに出かけると、湯上りの脱衣所で下着をつける女性を見ることになる。
そして多くの女性が、間違ったブラジャーの着け方をしているのだ。
ブラジャーのことをかつて「乳バンド」と呼んでいた時代と、その意識は変わっていないかの様だ。

私が初めてブラジャーを買いに母に連れられ、下着専門店に行ったとき、お店の方は丁寧に「ブラジャーの着け方」を教えてくれた。
そのような経験が無いまま、適当にブラジャーを選び、着けている女性が多いのでは?という気がしたのだ。
まして、トリンプの「AMO'S STYLE」は、若い女性を購買層として展開をしていた。
確かに「カワイイブラ」は、手に取りやすい。
その時、お店でキチンとサイズを測り、正しいブラジャーの着け方をレクチャーすれば、今とは違う状況になっていたのでは無いだろうか?

本当に自分に合った買い物をする、買い物そのものの楽しさや商品知識を持ってもらう、ということを考えた時、やはり「対面販売」は基本なのでは?
その提案の有無が、それから先「買い物思考」にも影響を与えるのではないだろうか?

ジャンル:
経済
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