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「土用の丑の日」と鰻

2018-07-20 18:45:03 | トレンド

今日は「土用の丑の日」。
スーパーだけではなく、コンビニでも「土用の丑の日・鰻」と銘打った売り場が、目立つ。
しかし、今年は例年以上に国産ウナギが不漁ということもあり、様々な「土用の丑の日」向けの商品が登場しているようだ。

その中で比較的一般的なのは、精進料理などでおなじみの「豆腐ととろろで作った、鰻の蒲焼もどき」だろう。
他にも、鰯やサンマなどの「蒲焼」なども、スーパーで見かける。
ここ数年は、鶏肉や豚肉などの「蒲焼」なども登場し、「それって、蒲焼っていうの?」という、疑問を持ちながらも、スーパーなどの売り場で見かけることが多くなった。
他にも「鯖の蒲焼」や「牛肉の蒲焼」なども登場している、と今朝のFM番組で話題になっていた。
Huffpost: 「土用の丑の日」に変化?不漁のウナギを避け、牛肉を販売する店も

そして今年の変わり種?は「蒲焼そっくりの練り製品」かもしれない。
どうやら、この「蒲焼そっくりの練り製品」、案外(といっては失礼だが)人気らしく、昨日のYahoo!のトピックスでは売り切れという話もあった。
Yahoo!神戸新聞NEXT:ウナギの”そっくりさん”練り製品「ほぼうなぎ好評 カネテツデリカフーズ

確かに、本物の国産鰻の蒲焼は、安くても一尾2000円前後している。
流石に、家族4人で一尾を食べ分ける、というわけにはいかないので、家計を預かる主婦(主夫)としては、代用できるものがあれば、代用したい、という気持ちになるのは十分わかる。
それでなくても、日本ウナギは絶滅危惧種に指定されている。
「種の保存」という意味でも、代用品で「蒲焼を食べた」という気分になる、という発想も十分アリだと思う。

余りにも「ウナギ不漁」とか「鰻の蒲焼高騰」というニュースがあったせいか?、ここにきて国産ウナギの販売が例年より落ちている、という話もある。
朝日新聞:不漁でも・・・国産ウナギ余っている「買い手つかぬ異常事態」
ならば、価格が下がるのか?といえば、そう簡単に値下がっているわけではない。
価格の維持と需要と供給のバランスの難しさ、というビジネスの問題を直接的に感じられる状況のようだ。

そもそも「土用の丑の日に鰻」という話は、江戸時代、夏に売り上げが落ちる鰻屋さんが平賀源内に相談をし、このような風習が定着した、とも言われている。
確かに、年々暑く、連日の猛暑・酷暑が続くと、少しでも元気になるようなものを食べたくなる。
鰻などは、その代表格のような食べ物として、社会的認知がされている。
ただ、「種の保存」という観点から考えれば、「土用の丑の日」だから「鰻の蒲焼を食べる」ということは、ナンセンス!ということになるかもしれない。
Huffpost:「土用の丑の日」は、もうやめよう。絶滅危機のウナギを考える
それでも「鰻の蒲焼を食べた」という満足感を味わうアイディアとして、「鰻のたれご飯」という方法もあるかもしれないし、「土用の丑の日=鰻の蒲焼」が定着する以前の「土用の丑の日は『う』が付く食べ物を食べて、暑気払い」という食習慣が復活するかもしれない。




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