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女性マーケターから見た日々の出来事

SMAPという名前

2016-12-19 09:15:58 | 徒然

先週、スポーツ新聞などで次々と発表された、「SMAP」がらみのラジオ番組名の変更。
結果は、木村さんだけがSMAPの名前の付いた番組を引き継ぎ、他のメンバーの番組は新しいタイトルで来年からスタートすることになったようだ。

ネット上では、木村さんだけがSMAPの名前を引く継ぐことで、所属事務所の意向が番組タイトルに影響をしている、という指摘がされている。
本当のところはわからないが、多くの人にとってその指摘は正しいだろう、と感じているのでは?という気がしている。
というのも、SMAPの解散騒動が出てから、一貫して木村さんは所属事務所側で他のメンバーは元マネージャー側だった、という話が出ていたからだ。
所属事務所側の意向として、そのような判断をしてもおかしくはないだろうし、ラジオ(やテレビの)パーソナリティー(やMC)として魅力のあるメンバーを起用し続けるには、制作者側としてはそのような判断をせざる得ないと思うからだ。

だが、視点を変えるとSMAPという名前で活躍する木村さんと、SMAPという名前が外れるメンバーとでは、これからの活躍の幅が変わってくるような気がするからだ。

既に、司会者としての地位を確立した感のある中居さんにしても、ドラマなどで幅広い役を演じている草なぎさん、稲垣さんなどは、SMAPというグループ名が無くても今でも十分活躍をしている。
香取さんにしても、同じだろう。
逆にSMAPという名前が外れることで、これまでオファーが来なかったような役柄や仕事が舞い込むかもしれない(それを所属事務所が認めるかは分からないし、契約終了後の事はわからないが)。
「SMAP」という、「国民的アイドルグループ」というイメージから解放され、個々の自立というか個性が発揮しやすくなる可能性が出てきたのでは?

とすると、SMAPという名前を一人背負うことになった木村さんのほうが、「国民的アイドルグループ・SMAP」というイメージを背負い続け、そのイメージに縛られ、制約を受け続けることになるように思うのだ。
それは40代になった木村さんにとって、本当にプラスなのだろうか?
SMAPとしての活躍の中心は、「歌」という場であった。
その「歌」という場に、木村さんのポジションはあるのだろうか?
役者であっても、木村さんには「SMAPのキムタク」という冠がついていたのでは?
「木村さんでなくてはできない役」という魅力が、これから発揮できるのだろうか?

ファンの方々には申し訳ないのだが、人気グループというものはいつか「解散」という日が来る。
それは仕方のないことだ。
なぜなら、様々な成長をしていく中で、方向性や個々の目指す方向が違ってくるからだ。
確かに「SMAP」の解散の背景にあるのは、所属事務所と元マネージャーとの確執だったかもしれない。
それは、一つの切っ掛けだったかもしれない・・・という気がするのだ。
SMAPとしての魅力は、解散をしても変わらないはずだ。
それは解散して40年以上たった今でも、ビートルズの魅力が変わらないのと同じだろう(「ビートルズと同じにするな!」というお叱りがあるのは、十分理解している)。
むしろ「SMAP」という、名前に縛られ続けることのほうが、個々のメンバーにとっては不幸なことのような気がする。

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