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今日あった事、感じた事を自分の言葉で自然体で

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『 バベル 』

2007-05-13 23:41:13 | entertainment
バベル/BABEL 』を観た。
・・・と書いたきり、筆の止まったこの日記。半月、経過。
GW連休初日・公開日に行ったのに、感想が書けずにいた。
(ので、追記して書いている自分)

とても、とても、凄い作品だった。
色々思うところはあるのに、言葉で上手く表現できないのは、
何日経っても変わらないようなので、諦めて書くことにする。

この作品の詳細な情報よりも、菊地凛子さんのニュースが舞い込み
内容云々については、ずっと後に知ることになったこの作品。が、
神よ、これが天罰か。
言葉が通じない。心も伝わらない。想いはどこにも届かない。
かつて神の怒りに触れ、言語を分かたれた人間たち。
我々バベルの末裔たちは、永遠に分かり合う事ができないのか?

予告編などで、このフレーズを耳にして、公開を待ち望みました。


それにしてもバベルというこのタイトル、、、
オフィシャルサイトの言葉をそのまま借りると・・・
遠い昔、言葉はひとつだった。
人間たちは神に近づこうと、天まで届く塔を建てようとした。
神は怒り、言われた。
“言葉をバラバラにし、世界を乱そう”
                   ―旧約聖書 創世記11章―
いま世界中では争いが絶えないし、言葉や人種のちがいだけではなく
人々は心にもたくさんの壁を作ってしまっているんだなぁ。。。
夫婦間の溝や、親子であったり、兄弟、家族であっても分かり合えない
むしろ言葉が通じる間柄の方が理解しあっていないような、、、
そうそう、そういう家族の中に作られてしまっているようなバベルの塔。
創世記以来、私たち人間が抱える大きな課題なのか?
なんとも色々考えてしまう。





・・・story・・・
夫婦の絆を取り戻すためにモロッコの旅に出た、リチャード
(ブラッド・ピット)とスーザン(ケイト・ブランシェット)。
彼らが乗ったバスが山道を進んでいたとき、ヤギ飼いの兄弟が
放ったライフルの弾丸がスーザンの肩を撃ち抜く。
言葉の通じない異国の村で、救援を待つリチャードたち……。
   
アメリカに残されたリチャードの子どもたちにも事件の影響が及ぶ。
彼らの乳母であるメキシコ人のアメリア(アドリアナ・バラッザ)は、
帰国できないリチャードたちのために、子ども達を連れてメキシコの
息子の結婚式へ向かうことになる。
そして同じころ、東京の女子高生で聴覚障害者のチエコ(菊地凛子)
は、満たされない日々に苛立っていた。 ~MSNムービーより~







生まれて間もない3人目の子どもの死にちゃんと向き合えず、
お互いに心を閉ざしてしまっているアメリカ人夫婦。

母親をなくし、お互いにどう距離をとっていいのか分からない娘と父。

それぞれに暮らしは裕福で、でも、心は通じ合えずにいるこの2組。


かたや、貧しいながらも、懸命に生きるのは・・・

モロッコの山間の村でヤギ飼いをしながら、細々と暮らしている兄弟。

それから、そのアメリカ人夫婦の子どもを預かるメキシコ人の乳母は、
不法入国ながらも、ひたむきに働き子供達に愛情を精一杯注いでいる。


同じ地球上に生きていながら、こんなにも違う環境にいる私たち。。。


みんな必死に生きて、そして誰かを大切に想い、分かり合いたいという
気持ちは同じはずなのに・・・




経済的に余裕のある日本人ヤスジローがお礼にとあげたライフルは、
モロッコで慎ましく暮らす人にとっては高価でもあり、また事件が
あれば、持っているというだけで、簡単に容疑者にもされてしまう。

最初にライフルをもらったモロッコ人は、そのライフルを持っていた
というただそれだけで警察の容赦ない取調べ(?というよりは、殆んど
拷問のような)にあう。
さらに、ライフルをゆずった先が分かるや否や、イコール犯人(?)。
ライフルを持って逃げているだけの、無抵抗な兄弟とその父に発砲。
一生懸命家族を養うために慎ましく生きてきて、愛する2人の息子に
ジャッカルよけにと、ちょっぴり奮発して買ったライフルがもとで、
息子が撃たれ、もう一人の息子は警察に名乗り出ることを目の当たりに
したあの父親のことを思うと、切なすぎる。

そのモロッコの村では、撃たれたアメリカ人夫婦を親切に迎え入れる。
が、バスに同乗していた欧米人たちはさっさと行ってしまう。



それから日本では、、、そのヤスジローの娘チエコは最近母を亡くし、
父との間に心の溝が深まっていく聾唖の女子高生。
彼女は、経済的には恵まれているかもしれないけれど、自分の気持ちを
分かってもらえない、理解して欲しい、誰かに強く抱きしめてもらいたい、
でも、障害のある彼女には、自分の気持ちを伝えることはおろか、
相手にちゃんと向き合ってもらうことさえ簡単なことではなく、心に
ぽっかりと穴があいたような日々。



クラブでのシーンは、すごかった。私たちが見聞きしている状態と突然
音のない世界を繰り返す場面では、彼女の圧倒的な孤独感が伝わってきた。






アメリカに不法入国ながらも必死に働くメキシコ人のアメリア。



大切な息子の結婚式に出席したいし、赤ちゃんの頃から大事に世話を
してきた子供達を知らない人に預けることも出来ず、一緒にメキシコに
連れて行く。
が、つまらない誤解と偏見から・・・
それでも、幼い子供達を守ろうと懸命に砂漠の中をさまようアメリア。


悪いことをしたの?と問いかけるマイクに
アメリアの言った言葉が、私は、一番印象に残っている。



悪いことをしたんじゃないの・・・ただ愚かなことをしてしまっただけ。
(みたいなニュアンスの台詞。詳しくは忘れた。)



心の底から悪い人なんていないと思いたい。
ただ、本当に愚かなんだと思う。繰り返される戦争も。。。






みんな、誰かを愛し愛され、分かり合いたいと精一杯生きているのに

これこそが、神が我々に与えた試練なのか?永遠の課題なのか?








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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
TBさせていただきました (Sis.C)
2007-05-28 01:08:55
こんにちは。
久しぶりにお邪魔しましたー
現在の世界のつながり具合がうまく描かれていたと思います。それぞれが切ないエピソードですが、共通しているのは、人間は失敗して初めて学ぶことができるということだな・・と思いました。時にその代償は大きすぎますけど、得る教訓や結果は大きいような気がします。
Unknown (れいん)
2007-06-01 12:08:20
こんにちは、ちょっとおひさしぶりです。

バベル、ご覧になったのですね!
私はおそらくあと3年ほどしないと観られないと思いますが(笑
興味のある映画です。
色んな国が舞台の一部になっているから、
そのあたりのリアルさなんかどうなんだろう、とか
気になっています。
生まれた国や影響された思想によって
捉え方も相当変わってくるだろうし。
happyさんの感想をふむふむとじっくり拝見しました☆
楽しみだなあ。

人間は弱いもんだから
色々ありますよね....(こんなまとめでいいのか...)

ではまた!
Unknown (きんぎょ)
2007-06-09 22:01:13
こんばんは♪

ちら見していたのですが、やっとしっかり読みました♪

バベルはわたしも見たいと思っていたのですが、ちょっと重たい内容の様なのでやめました。
もっとどたばたしていてハッピーエンドの映画がいいなぁ……。

最近のハッピーさんのオススメは何ですか?
Sis.Cさん (happy-clover)
2007-06-12 12:05:30
こんにちは

本当に、それぞれが切ないエピソードでした。
だれもが懸命に生きているから、愛おしいとも
思うんですよね。
それでも、ほんの少しのことから、分り合えないでいる
もどかしさ。。。

色んな壁を取り除いていけると良いなぁと思いました。
れいんさん (happy-clover)
2007-06-12 12:17:06
こんにちは☆
お久しぶりです。(たまに覗き見してました^^;)

メキシコの果てはないんじゃ?とも思わせる砂漠や、
モロッコの乾いた風や土の感じ、そこに暮らす人々、
東京のゴミゴミとした騒がしく、空虚な雰囲気など、
よく描かれていたと思います。
しかも、それぞれがどこかで繋がっているストーリに
ぐいぐい引き込まれました。

仰るとおり、人間は弱いものなんですね。
しみじみ・・・です。

3年後、楽しみですね。
きんぎょさん (happy-clover)
2007-06-13 19:54:35
こんにちは

お久しぶりです。お変わりありませんかぁ?

そういえば、きんぎょさんといえば、ジョニデ
じゃないですか?
パイレーツはとっくに観てしまいました???

最近観た映画は、どれも少し条件に当てはまらないような・・・

そういえば、春に観たキャメロンディアスのホリディ
は、楽しかったし、ハッピーエンドでしたよ。
ジュード・ロウもキュートでしたし

ダ、ダメ?

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