MOPで2007年に『エンジェルアイズを』やろうということになったとき
西部劇だ!☆☆★
と楽しそうに生き生きとしていらっしゃる沢山の男優陣を遠くに
あたしは初演時にまだ劇団員じゃなかったこともあり,,,
西部って,,,
何,,,,???
どうしたらええのん
砂漠らしいし,まわり。
住人は荒くれガンマンや娼婦たちやガンマン相手の客商売の人。
市長の妻役だった私は,
「いったいこの人は何を楽しみに毎日生きているんだろう。。。」と思いました。
でも,じゃあ退屈した人がすることって
まわりに何もなくて
買い物にふける場所もなく
お酒やギャンブルにひたるまでは絶望してなく
まわりに珍しいものなく
,,,じゃあ見るとなったら
空?
そして,この砂漠の向こうから
何かやって来ること,
いつか自分が行くこと,
政治に夢中な夫はともかく,娘と一緒に。
そんな希望の象徴が 青い どこまでもつづく空,
なんじゃないかな-
と想ってからは
すごく物語の中に居やすくなりました!!!
ヘアメイクの武井さんから「どんなつけ毛にする?」って聞かれて
「パリスヒルトンみたいなのにして下さい。」ってお願いしました。
ふふ。
楽しかったなあ- エンジェルアイズ。
物語の最後にはほとんどの英雄が亡くなるし
娼婦もあたしも最愛の人と離ればなれになるし
顛末的にはハッピーエンドじゃないんだけど
あの砂漠の町のみんなの心意気が生き生きと描かれていて
何だかキュンとなるんですよね-。