空(hanul 하늘)風(palam 바람)湖水(hosu 호수)2……青空を吹きぬける風が、湖水にさざ波をたてる。

私たちの暮らしは、美しい自然と共生をとりたい物です。そんな日々の暮らしで、感じたことを綴ります。

鉄人「衣笠祥雄」氏逝く

2018-04-25 21:20:10 | 日記

プロ野球元広島 鉄人「衣笠祥雄」氏が逝きました。

お歳を聞いて71歳とは、ビックリ・ビックリです。

今朝の毎日新聞です。

ここからは、朝日新聞デジタル。

 

野球愛、フルスイング 衣笠祥雄さん死去2018年4月25日05時00分

 「2215」。現在でも衣笠祥雄さんが持つ連続試合出場記録はプロ野球最多として輝く。体に近い内角球を恐れず、フルスイングでファンを魅了した選手だった。死球は歴代3位の161個で、三振は当時最多(現在9位)の1587個を数えた。野球界は星野仙一さんに続き、また一人、1970~80年代を彩ったスターを失ログイン前の続きった。

 入団2年目まで1軍と2軍を行ったり来たりで、スカウトから「このままだとクビだ」と脅された。しかし、3年目からコーチに就任した根本陸夫さんの助言で長所は長打力だと再認識し、6年目にはコーチの関根潤三さんと深夜にまで及ぶ猛練習でスイングを磨いた。

 選手として23年間のうち、打率が3割を超えたのは1度。それは入団20年目のことだった。現役を引退した後も、晩年は闘病生活をしながら最後まで「鉄人」らしく、野球界に携わった。

 1975年から監督として広島の黄金期を築いた古葉竹識さんは「涙が出ました。サチが私より先に逝くとは……」とショックを隠しきれない様子。2月ごろに会った時、体調を心配して声をかけたら衣笠さんは「大丈夫」と答えたという。「骨折した時も『絶対出たい』と言ってきて。だから、『大事なところで使う』と代打で使ったんです」と当時を振り返った。

 広島のOB会長を務める安仁屋宗八さんは「まさかと耳を疑った。入団時はバッテリーを組んだこともあった。三塁転向後はエラーでよく足を引っ張られたが、『必ず打って取り返しますから』と言われた。いつまでも元気でいてほしかった」と語った。大下剛史さんは「寂しい。二遊間を組んでいた敏之(三村)が逝って、今度はサチ。これで初優勝メンバーの内野手は私とホプキンスだけになってしまった」。

 広島の後輩たちは「本当に優しい人だった」と口をそろえた。大野豊さんは「マウンドによく声をかけに来ていただいた。怒られたことは一度もない。いつも元気づけられた」という。北別府学さんは「ピンチの時にも頑張れと背中を押してもらった。あの笑顔は忘れられない」と思い出を語った。

 達川光男・現ソフトバンクコーチは「キヌさんは『痛いとかかゆいとか言うからけがになる。黙っていたらわからん』と言っていた」と語った。小早川毅彦さんは「プロとしての厳しさ、責任感を教わり感謝しきれない。若手のお手本だった」。

 広島の緒方孝市監督は2016年に25年ぶりのリーグ優勝を決めた際、「ここから常勝の強いカープを築いてくれ」と言われたという。「優勝、日本一の報告をするためにも全員で戦っていきたい」と語った。

 歴代3位の1766試合連続出場記録を持つ阪神の金本知憲監督は「カープの先輩であるキヌさんから、休まないということに関していちばん影響を受けた。中心選手は常にグラウンドに立っていないといけないことを、無言で示した人だった」と振り返った。

 かつてのライバルたちも、衣笠さんの死を悼んだ。元巨人監督の長嶋茂雄さんは「巨人戦で死球を受けた時には、カープのベンチを自らなだめながら笑顔で一塁へ向かう姿が忘れられません。芯が強く、優しい心を持っているいい男、ナイスガイでした」とコメントを発表した。

 王貞治・現ソフトバンク会長は「闘争心をもって戦う中では珍しいタイプの選手だった。敵ではあるが、それを超えた形で話ができる人。もっともっと話がしたかった」と惜しんだ。

 楽天の梨田昌孝監督は「79、80年の日本シリーズで対戦した」と近鉄時代の対戦をなつかしみ、「衣笠さんの辛抱強い姿を見て、今の広島の礎が築かれたのだと思う」。日本代表の稲葉篤紀監督は「会うたびに『がんばれよ』と笑顔で声をかけていただいた。まさか、という思い」と話した。

 ■情熱を言葉に、こだわりぬいた

 衣笠祥雄さんは現役を引退した1987年オフに朝日新聞社嘱託となり、29年間にわたって名物コラム「鉄人の目」などを執筆した。

 親しい記者の手ほどきを受け、自ら文章をつづることにこだわった。手書きからワープロになると、ゴルフに行く際も持参し、宿泊先でキーボードを打つ練習をしていたという。

 文章を書く作業が長年の習慣になっていたようで、70歳になった2017年1月で契約を終えた後も、頻繁に自身の考えをまとめて野球担当記者にメールで送って下さっていた。

 開幕直後の今月2日に届いた文章が「遺稿」となった。「パ・リーグは西武が走りそう」などとシーズンを占った内容を、「鉄人の目」の最終回として、読者の皆様にも紹介したい。

 今年2月28日には、同学年の高嶋仁・智弁和歌山高監督、中村順司・名商大総監督と野球談議をしてもらった。今夏で100回大会を迎える高校野球の紙上企画(3月15日付朝刊掲載)として実現した。

 体調が万全でない中、衣笠さんはどんどん話をリードして下さった。「我々は個性派世代だね」「だけど、入り口は一緒。基本です。迷ったら帰るところがあるから個性も発揮できる」「今の選手には野球をもっと楽しんで欲しい」。持論を熱く語った。

 最後の最後まで、野球に対する情熱、愛情にあふれた人だった。

  <今月2日に届いた最後のメール>

 ■(鉄人の目)長い戦いも最初が大切 衣笠祥雄

 プロ野球が開幕した。2月1日のキャンプインから各監督、コーチ、選手は開幕時に最高の状態を作るために頑張ってきた。長いシーズンの一部とはいえ、最初の一歩は大切なものだ。

 オープン戦1位の巨人が開幕カードで阪神に勝ち越し。4年目の岡本が2試合連続本塁打と、いよいよ頭角を現してきた。打線のつながりという面では工夫が欲しい感じもあるが、この若者の成長を楽しみたい。

 調子が上がらなかった広島も中日に3連勝した。中日には自信を持って戦っている感じで、今年もこのカードで星を稼ぎそうだ。

 パ・リーグは西武が日本ハムに3連勝と勢いがつきそうな勝ち方だった。

 次の3連戦もファンにとっては見逃せないカードになる。先発が6人確保されているのか。不安を抱えているのか。各チームの台所事情が見えてくるはずだ。

 セ・リーグは広島が今年も走り始めるのか。どこが追っていけるのか。パ・リーグは西武がソフトバンクに勝ち越すようだと、一気に走りそうな勢いを感じる。まだ始まったばかりとはいえ、大切な戦いが連日続いていく。


最後に、palamから、

同じ龍谷学園の先輩として、全身で広島カープを引っ張ってきた方だとしみじみ感じました。

大きな存在の先輩を見習って頑張ります。

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