絵手紙

パソコンによる絵手紙をはじめて・・・

コゴメウツギ

2009-05-19 22:37:19 | 花おりおり
  コゴメウツギ(小米空木) バラ科

マルバウツギに次いで咲くウツギ、とはいえユキノシタ科ではなくバラ科です。
細い枝がよく枝分かれして三角形の葉は重鋸歯。
林の縁で咲く花径5mmの小さな花ですが、見ていると不思議に心が落ちつきます。
小さな白い花を小米に見立て「コゴメウツギ」



分布:北海道、本州、四国、九州
花期:5~6月

マルバウツギ

2009-05-18 13:29:24 | 花おりおり
マルバウツギ(丸葉空木)  ユキノシタ科



空木の種の中で先駆けて咲くマルバウツギ。
ウツギの花序は下向きですがマルバウツギは上向きに咲き、
オレンジがかった中心部との対比が美しい。



分布:関東以西の本州、九州の山地。  
   落葉低木
花期:5~6月

コウゾ (楮)

2009-05-17 00:06:52 | 花おりおり
コウゾ (クワ科)

コウゾといえばミツマタ同様和紙の原料として名が知られていますが
ミツマタは、花が美しく園芸用としても栽培されますが
コウゾの花は地味で、、、というより変わった花です。
雌雄同株。写真の上のほうの長い毛が何本も見えるのが雌花。
丸っこい団子のような花は雄花です。

  

枝を束ねて蒸気で蒸して皮をはぐ。この皮を乾燥させたものを黒皮とよぶ。
黒皮から表皮や古い繊維を取り除いたものを白皮といい
この白皮が紙の原料となる。
こうぞの繊維は紙を作る植物繊維のなかでもっとも長く、
そのため強靭な保存の利く美しい和紙が作られ、障子紙、表具用紙、傘紙などに適している。



分布:本州以西
花期:4~5月  6月頃、イチゴに似た実がなり甘くて食べられる。
   (昨年実を食べてみましたがヌルっとして美味しいとは思えませんでした)

ガクウツギ

2009-05-15 22:32:13 | 花おりおり
ガクウツギ(ユキノシタ科)

5月になると高尾山も鬱蒼とした青葉に覆われます。
その中でひときわ目を引く白い花、ガクウツギです。
中央で咲く小さな花を見守るような大きさが不揃いな3~5枚の萼片の白い装飾花が美しい!!

 

分布:関東以西の山地の沢沿い
花期:5~6月

☆落葉低木。
 葉茎の様子がウツギに似ているので名づけられたが空木の仲間ではなく
 アジサイの仲間です。 

ムクの木

2009-05-14 23:19:27 | 花おりおり
ムク(椋) ニレ科

昨年の秋、昭和記念公園で樹の前で数人のおばさんが木の実を取っていました。
椋という木の実で甘くて美味しいのだそうです。
ムクドリの好物なので?ムクの木とか・・・
始めて椋の木という樹を知り木の実をひとつ食べてみました。
ん???甘いかな??樹高が高くそれ以上は取れませんでした。

先日その椋の木の花を見ました淡緑色の小さな花。
高木で小さな花は目立たなくて見落としてしまいがちですが
こんなに可愛い花だったのですね。

  

分布:関東以南  落葉高木 葉の縁に鋸歯がある。
花期:4~5月 

☆ざらざらした葉で骨細工や角細工の表面を磨くのに使われた。
 


オオデマリ

2009-05-12 22:25:20 | 花おりおり
オオデマリ (スイカズラ科)

もうアジサイが咲き出したのか?と思わせますが、葉が葉脈がはっきりとしていて分厚い。
アジサイより1ヶ月ほど早く咲き出します。
咲き始めは淡緑色。次第に白く大きくなり純白の手毬に圧倒させられます。

  

ヤブデマリの花序が全部装飾花になった園芸品種。
原産地:日本  樹高2~3mの落葉低木。
花期 :5~6月

☆名前は似ていますが、コデマリはバラ科の花木。

カシワ(槲)

2009-05-11 00:44:05 | 花おりおり
カシワ(槲) ブナ科

葉はかしわ餅に使われ馴染みのある木ですが
花を見る機会はありませんでした。
と、いうより目立ない花なので気付かなかったというところです。
ひも状にたれて咲く雄花です。

  

秋に枯れた葉が春まで付いたまま新芽が出るまで落葉しないことから
子孫繁栄(家系が途切れない)という縁起をかついで5月の節句にかしわ餅をという慣わしができた。

柏の字は本来はヒノキ科の針葉樹コノテガシワを指す。
柏餅に使う葉とはまったく異なる。
柏餅に用いるブナ科のカシワには「槲」の漢字を使うのだそうです。

分布:北海道~九州
花期:4~5月

ヤブデマリ

2009-05-08 22:46:47 | 花おりおり
ヤブデマリ (スイカズラ科)

里山の小さな沢沿いを明るくしてくれる花ヤブデマリが咲き出しました。
ちょっと見にはガクアジサイ?と思われる花ですが、
外側の装飾花は合弁なので、離弁のユキノシタ科と区別がつく。
伸びた葉腋に花がつくので並んで咲くさまは見事です。

  

8月ごろには赤い実をつけ其れもまた美しい。
分布:本州中部以西の太平洋側。
花期;5~6月


フデリンドウ

2009-05-07 23:31:14 | 花おりおり
フデリンドウ (リンドウ科)

先日、薬科大へ行く道でフデリンドウを見つけました。
この辺りでは、最近見かけなくなってきた貴重な花です!
40年位前近くの団地が造成される時、時々進行状況を見に行き、
その崩された地に青い花フデリンドウが沢山咲いていて
感動した記憶があります。

たった二株のフデリンドウがあの記憶をよみがえらせてくれました。

  

山野の日当たりのいいところに生える小さな2年草。
茎は高さ5~9cmくらい。花冠は長さ2~2,5cmの鐘形。
花が閉じた時筆の穂先のように見えることから「筆竜胆」
分布:北海道、本州、四国、九州
花期:3~5月


ジュウニヒトエ

2009-05-06 21:30:39 | 花おりおり
ジュウニヒトエ(十二単)  シソ科

やや明るい林の中や道端にジュウニヒトエという美しい名前をもらった
花が咲き出しています。
淡紫色の1cmほどの花がいく重にも重なって咲く様子は気品があり美しい。
その花の重なる様子を昔の女官の衣装に見立てたものだそうです。

  

分布:本州、四国
花期:4~5月

ジュウニヒトエに良く似た花アジュガは園芸種。
花後ランナーを出し増える繁殖力の強い花です。
色が濃いので目立ちますが気品では野草のジュウニヒトエに及ばないような気がします。