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日本のいちばん長い日 映画、新 原田眞人監督

2020年09月18日 | 映画・テレビ
 八月しか戦争というか、歴史のことを考えないというのを反省して、というわけでもないが、気になっていた「日本のいちばん長い日」を見た。よかった、と言う書き方はどうかと思うが、考え込んだ。豪華な役者が(役所広司, 本木雅弘, 松坂桃李, 堤真一, 山﨑努)すばらしくて、たしかに、こういうのを英雄視するなという意見もそう思うのだけれど、極限状態でおそらくこうだったのだろうなあと胸を打つ。
 命が軽い。
 ここにまったく描かれていない、中国東南アジアでのあれこれ、つまり多くの虐殺やらあらゆる非人間的行為、玉砕、無駄死にのことらは、この映画に登場する人物の頭にはなかった。すくなくとも現実感を持っていなかったと思う。いやもちろん、戦争を終結させようとまさに命をかけて戦った人たちを描いているわけだけれど、自分の命すらこれだけ軽いのだ。「2000万人を玉砕させれば勝てる!」と叫ぶ方も、「何百万の兵士が今でも展開しているんだ!」と国民の命(じゃなくて、所詮「国体」か。)を守ろうとした人(たち)も、のたれ死につつあるひとりひとりの一兵卒のこと、国内外の民間人のことなんか頭になかったと思う。

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