え~、月曜日に『誰も守ってくれない』の記事を書きましたが……。
まぁ、俺のブログでは良くある事だwwもう慣れたよ。
でも、間違ったことは書いていないつもりだし、やっぱり許せない映画であることは、僕の中では揺らぐことのない事実なんですよ。
前の記事では伝わってないようなので、今日はもっと分かりやすく書いてみますね。
まず、僕は事件の加害者の家族が迫害されるべき!!何てことは、まったく思っていません。
加害者家族を警察が守る事も、悪いことじゃないと僕は思います。
こんな世の中じゃ、罪のない加害者家族は生きていけないよ。
まして、加害者家族の中に主人公の沙織のような未成年者がいれば、想像以上の負担がその子にのしかかる事でしょう。
前の記事で、どこかの通りすがりが「少しでいいから想像して見て下さい。」等と、訳の分からないコメントを書いてましたが、いちいち想像しなくも、そんなことは馬鹿にでも分かることです。
加害者家族に罪はないと思います。
しかし、責任はありますよ。
家族という最も濃密な関係で結ばれているコミュニティーから、重大事件の犯人を出してしまった責任は大いにありますよ。
この映画で大切なのは、加害者家族が自分の身内が犯した罪を、どう受け止めるのか?
ここじゃないかと思うんです。
オタクの描き方がありえないとか、そんな次元じゃないでしょ。
すっごいデリケートなテーマですよコレ。
そして、一般人に加害者家族の気持ちを理解してもらうのはもちろんの事、同じような被害に遭われたご遺族の方々にも、少しでも理解してもらえなくては意味がありません。
僕はそう思います。
むしろ、一般人なんかよりもご遺族の方々に向けて制作するのが当然だと思います。
観るか観ないかは別として。
作り手の姿勢としては、それが一番誠実なんじゃないかと思います。
沙織のような未成年者には、責任の重さを受け止めるには、荷が重過ぎる事なのは分かっています。
しかし、映画はフィクションです。
沙織のような境遇の子供達が、実際にどのように事件を受け止めているのか僕は知りませんが、少なくともこの映画の主人公として、兄が犯した罪の重さを少しでも受け止める勇気を見せてほしかった。
この映画には、それがまったく無いんです。
それどころか、加害者側の人間の被害者側に対する謝罪の気持ちが一切描かれていないんですよ。
加害者本人は糞餓鬼の分際で一丁前に黙秘権を決め込み、父親はろくな事言わないまま前半で完全に退場、母親は責任の重圧に負けて早々と自殺、映画の主人公として一番事件と向き合わなければならない沙織でさえも、被害者のことなど一言も語ることはなかった。
沙織の口から出てくるのは、殺人を犯した兄を擁護するような言葉ばかり。
こんな状態で行き着いた答えが『家族を守る』ですか…。
何ですか、それは?
加害者の家族ってこんな奴らばかりですか?
絶対に違うでしょ。
必ずいるはずですよ。真摯に責任を受け止めて身内が犯した罪を精一杯償おうとしている人達が!!
だから前の記事でも書いたんです。
“全ての事件における、必ずいるであろう真摯に罪を償おうとしている加害者の家族、そして被害者とそのご遺族を侮辱した、どうしようもない映画でした。”と。
別に中学生の可愛い少女に、土下座して謝罪する事を望んでるわけじゃないですよ。
ほんの少しでも被害者の気持ちを汲んでやってくれって言ってるんです。
こんな短時間に受け止められるはずがない!…と言う人もいるかもしれませんが、そこはリアルじゃなくても良いから描くべきです。
大まかな所から細かい所まで、全編を通して破綻しまくってる映画なんだから、それくらい出来るはずですよ。
加害者の妹を守るって言いながら、カーテンはおろかフィルムも貼ってない車で移動してるくらいだからね。
一般人でもプライバシーを気にして貼ってるぜ。
それから、前の記事で散々書いた冒頭の笑顔についてですが、自己防衛の為に事実を内に隠し、平然を保とうとする精神状態を描いているんだ……という解釈も出来るでしょう。
それも分からないでもないですが、現実逃避の描写だったら「どうして私がこんな目に遭わなきゃいけないの!!」とか「私もお母さんも悪くない!!」という悲痛な叫びだけで事足りるでしょうに。
デリケートな題材を扱ってるのに、そんな分かりにくい心理状態を描いて、大した説明もフォローもなく、良い脚本だなんて言える訳がありません。
どちらにしても、冒頭の笑顔は間違いなくこの映画の最大の欠陥です。
それから、やっぱり殺害された小学生姉妹とその遺族の描き方は許せません。
この事件とは関係のない被害者遺族として、柳葉敏郎と石田ゆり子の夫婦が登場していました。
この二人を配した事によって、被害者遺族の悲しみや無念を描いていたのかもしれません。
確かに、よく描かれていたと思います。
柳葉敏郎と石田ゆり子の演技力もあったせいか、グッと来るシーンもありました。
しかし、ちょっと待ってください。
もっと触れるべき事件である、小学生姉妹殺害事件の被害者や、その遺族は一体何秒この映画に登場したのか?
遺族として登場したのは父親のみで、しかも劇中のテレビの中でインタビューを受けてる画面越しの映像の数秒間です。
殺された姉妹に至っては、報道でよく見るような生前の可愛らしい写真のみですよ。
これもテレビの画面越しに数秒間申し訳程度に映っているだけです。
監督や脚本家は一体どこに焦点を合わせているのか?
結局、有名な役者さんが演じていて、主人公の刑事との関係も深い被害者夫婦にスポットを当てて、無名な役者が演じている地味な姉妹殺人事件の被害者家族なんてどうでもいいんでしょうが。
実にテレビ局らしい商業的な考え方じゃないですか。
改めて言いましょう。
観る価値ありません。
映画インデックス
誰も守ってくれない - goo 映画
まぁ、俺のブログでは良くある事だwwもう慣れたよ。
でも、間違ったことは書いていないつもりだし、やっぱり許せない映画であることは、僕の中では揺らぐことのない事実なんですよ。
前の記事では伝わってないようなので、今日はもっと分かりやすく書いてみますね。
まず、僕は事件の加害者の家族が迫害されるべき!!何てことは、まったく思っていません。
加害者家族を警察が守る事も、悪いことじゃないと僕は思います。
こんな世の中じゃ、罪のない加害者家族は生きていけないよ。
まして、加害者家族の中に主人公の沙織のような未成年者がいれば、想像以上の負担がその子にのしかかる事でしょう。
前の記事で、どこかの通りすがりが「少しでいいから想像して見て下さい。」等と、訳の分からないコメントを書いてましたが、いちいち想像しなくも、そんなことは馬鹿にでも分かることです。
加害者家族に罪はないと思います。
しかし、責任はありますよ。
家族という最も濃密な関係で結ばれているコミュニティーから、重大事件の犯人を出してしまった責任は大いにありますよ。
この映画で大切なのは、加害者家族が自分の身内が犯した罪を、どう受け止めるのか?
ここじゃないかと思うんです。
オタクの描き方がありえないとか、そんな次元じゃないでしょ。
すっごいデリケートなテーマですよコレ。
そして、一般人に加害者家族の気持ちを理解してもらうのはもちろんの事、同じような被害に遭われたご遺族の方々にも、少しでも理解してもらえなくては意味がありません。
僕はそう思います。
むしろ、一般人なんかよりもご遺族の方々に向けて制作するのが当然だと思います。
観るか観ないかは別として。
作り手の姿勢としては、それが一番誠実なんじゃないかと思います。
沙織のような未成年者には、責任の重さを受け止めるには、荷が重過ぎる事なのは分かっています。
しかし、映画はフィクションです。
沙織のような境遇の子供達が、実際にどのように事件を受け止めているのか僕は知りませんが、少なくともこの映画の主人公として、兄が犯した罪の重さを少しでも受け止める勇気を見せてほしかった。
この映画には、それがまったく無いんです。
それどころか、加害者側の人間の被害者側に対する謝罪の気持ちが一切描かれていないんですよ。
加害者本人は糞餓鬼の分際で一丁前に黙秘権を決め込み、父親はろくな事言わないまま前半で完全に退場、母親は責任の重圧に負けて早々と自殺、映画の主人公として一番事件と向き合わなければならない沙織でさえも、被害者のことなど一言も語ることはなかった。
沙織の口から出てくるのは、殺人を犯した兄を擁護するような言葉ばかり。
こんな状態で行き着いた答えが『家族を守る』ですか…。
何ですか、それは?
加害者の家族ってこんな奴らばかりですか?
絶対に違うでしょ。
必ずいるはずですよ。真摯に責任を受け止めて身内が犯した罪を精一杯償おうとしている人達が!!
だから前の記事でも書いたんです。
“全ての事件における、必ずいるであろう真摯に罪を償おうとしている加害者の家族、そして被害者とそのご遺族を侮辱した、どうしようもない映画でした。”と。
別に中学生の可愛い少女に、土下座して謝罪する事を望んでるわけじゃないですよ。
ほんの少しでも被害者の気持ちを汲んでやってくれって言ってるんです。
こんな短時間に受け止められるはずがない!…と言う人もいるかもしれませんが、そこはリアルじゃなくても良いから描くべきです。
大まかな所から細かい所まで、全編を通して破綻しまくってる映画なんだから、それくらい出来るはずですよ。
加害者の妹を守るって言いながら、カーテンはおろかフィルムも貼ってない車で移動してるくらいだからね。
一般人でもプライバシーを気にして貼ってるぜ。
それから、前の記事で散々書いた冒頭の笑顔についてですが、自己防衛の為に事実を内に隠し、平然を保とうとする精神状態を描いているんだ……という解釈も出来るでしょう。
それも分からないでもないですが、現実逃避の描写だったら「どうして私がこんな目に遭わなきゃいけないの!!」とか「私もお母さんも悪くない!!」という悲痛な叫びだけで事足りるでしょうに。
デリケートな題材を扱ってるのに、そんな分かりにくい心理状態を描いて、大した説明もフォローもなく、良い脚本だなんて言える訳がありません。
どちらにしても、冒頭の笑顔は間違いなくこの映画の最大の欠陥です。
それから、やっぱり殺害された小学生姉妹とその遺族の描き方は許せません。
この事件とは関係のない被害者遺族として、柳葉敏郎と石田ゆり子の夫婦が登場していました。
この二人を配した事によって、被害者遺族の悲しみや無念を描いていたのかもしれません。
確かに、よく描かれていたと思います。
柳葉敏郎と石田ゆり子の演技力もあったせいか、グッと来るシーンもありました。
しかし、ちょっと待ってください。
もっと触れるべき事件である、小学生姉妹殺害事件の被害者や、その遺族は一体何秒この映画に登場したのか?
遺族として登場したのは父親のみで、しかも劇中のテレビの中でインタビューを受けてる画面越しの映像の数秒間です。
殺された姉妹に至っては、報道でよく見るような生前の可愛らしい写真のみですよ。
これもテレビの画面越しに数秒間申し訳程度に映っているだけです。
監督や脚本家は一体どこに焦点を合わせているのか?
結局、有名な役者さんが演じていて、主人公の刑事との関係も深い被害者夫婦にスポットを当てて、無名な役者が演じている地味な姉妹殺人事件の被害者家族なんてどうでもいいんでしょうが。
実にテレビ局らしい商業的な考え方じゃないですか。
改めて言いましょう。
観る価値ありません。
映画インデックス
誰も守ってくれない - goo 映画
万人にウケる映画ですか…。
『ゴッドファーザー』なんかは名作中の名作で、僕も文句無く名作だと思いますが、中々出るもんじゃないですよねwww
この映画にしても、僕のような例外みたいな奴が必ずいるものですよww結構、評判良いみたいなのでww
少なからず、参考にして頂いて嬉しく思います。
あはははww
まぁ、これらの記事はその時の感情に身を任せて書いてしまいましたが、◆鯱丸◆さんの言うとおり、価値観は人それぞれですからね。
それに、ほとんどの方々が絶賛してますので、僕の感想など気にせずにフラットな目で観ていただければ…と思います。
ただ、被害者の目線で観賞した僕としては、観るに耐えなかった…というだけの事なのでwww
しかし、本当に通りすがりとか名無しのコメントって腹が立ちますwww
そういうのに限って、何言ってんのか理解不能なコメントが多いので困ったものです。
どんだけヒドイ作品だったのか!?
(この映画を見たかどうかすらわからない)通りすがり氏はこのハンガー拳法氏の評価のどこに文句を付けたかったのか…、実際自分で実感したくなってみたり…。
見ないと言ったのにDVDが出た時につい触手を伸ばしてしまったらゴメンなさい。
(^ж^)ウププ
あ!!
もしかしてハンガー拳法様、ここまでの記事は…この映画を宣伝する新手の手法だったりします??(笑)
【言わないつもりだった追記】
映画の感想は個人の自由です。だって感じ方は人それぞれだし(作った人はまさか気に入ってない訳ではあるまいし)その映画を見た一個人の感想を自分の日記に書いて何が悪い??
これを責められるなら、おすピーや井筒監督は今頃抹殺されている事になっちゃうでしょお。
勝手に覗きに来た個人blogで賛否を読むのと、電源入れただけで音として勝手に耳に入ってくる賛否ではだいぶ影響力は違いますよ??
それなのにそれさえ許されている。
批判に限らず、「見なきゃ絶対損します♪」的CMだって、見ないつもりの人には迷惑ですよぉ、「お前は損していいのね?」と言われている感じですから。
うっかりこれで見に行ってハズレと感じたら逆に損させられた気分になってそれこそ大損害です。
鯱丸は「ハンガー拳法氏がどう感じたのか!?」、利害のないハンガー拳法氏の評価が見たくてここを覗いているんです。
通りすがり氏、いい事を教えてあげます。
ハンガー拳法氏と感性が合わない、この人の評価は気に入らない。と言うなら「あなたの意思で」ここを開けなければいい、ただそれだけで解決します。
いちいち批判を書き込む必要はありませんよ。