こんにちはジーンズリペア&リメイクのhands-onです。
9月に入りデニムショーツから
フルレングスのジーンズへ衣替えです。
オリジナル1stモデルの穿き込みも再び開始です。
2ndモデルの問い合わせがボチボチあるので
進行状況をお知らせしないと、、、
今回は革ラベル選びです!
皮ラベルどうしようかな?
と悩んでいると
denimbaのSHINGOさんが
「僕も今、革のサンプル集めているので 差し上げますよ」
とありがたいお言葉
そして、サンプルが送られてきました。
こんなに沢山ありがとうございます。
手書きのリスト付きで 助かります!
今回の革ラベルのイメージは
薄いベージュ系の色
使い込むにつれて色に深みが増して
味が出る。
汚れが付いて目立ってもOK
革の経年劣化を楽しむ方向性です。
ビンテージレプリカジーンズに採用されているのは
鹿革が多いような気がしています。
(あくまで予想 違っていたらスミマセン、、、)
鹿革はしなやかで、伸びがあり
デニムの伸縮にも対応する。
ひび割れもしにくく、耐久性もある。
デニムに最も適した革だろうと思います。
しかし、周りと同じ事をしても
面白くないなー
鹿革までとはいかなくても
ある程度の強度があって
革の色や風合いの変化が楽しめる
ような革が良いなー
そうなると牛革かなー
牛革の種類多いなー
うーん、悩む
革のパッチテストをして決めよう!
という訳で
3種類の牛革をピックしました。
革の刻印はどうしよう?
劣化を楽しむのであれば
プリントかな?
擦れて味になりやすいですし、、、
試しに3種の牛革にオリジナルのスタンプを押してみる。
Aタイプ
Bタイプ
Cタイプ
色目の好みがAです
Bも色目が好みで、Aよりも表面にツヤがあったのでテストします
Cは色目は好みと違いますが、柔らかめで耐久性が強そうなのでテストします
テスト内容は
家庭用洗濯機の全自動コースで普通に洗う
↓
その後、コインランドリーのタンブラー式乾燥機に40分かける
革製品にとっては最もやってはいけない事です(笑)
テスト結果がこちら
Aタイプ
Bタイプ
Cタイプ
まず、Bタイプは縮みが出て反ったので不採用
AタイプとCタイプは洗濯機+乾燥機に耐えました
色目の雰囲気からAタイプに決定致します。
Aタイプに決定した後に
この革の特徴を教えて頂きました。
この革は なめしたまま の状態で
表面加工は一切していない物です。
その為、革のシミ、汚れが付き易いという事です。
実際の物を良く見ると中央にシミが出ています。
私はこれらを味として前向きにとらえます。
革ラベルのシミ、汚れはクレーム対象外とさせて頂きます。
ご理解よろしくお願いします。
長いブログにお付き合い頂きありがとうございます。
次回は製品を
のり抜き洗い+タンブラー乾燥
そして裾上げを行った
完成形のレポートをお伝えします。
・ご依頼の流れは以下のページで説明しております。
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https://hands-on-jeans.com/nagare.html
・ビンテージ(アンティーク)ミシンで作った製品も販売しております。
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