ジーンズリペア&リメイク工房 hands-on 日記(旧ブログ)

デニムの産地、岡山から発信するジーンズ日記(2010年12月~2016年1月)

リーバイス501 ブラックデニム 股の解体リペア

2013年12月27日 | ジーンズリペア 股

こんにちはジーンズリペア&リメイクのhands-onです。



誠に勝手ながら、本日~29日までお休みをさせて頂きます。


それを取り返す為?

30日、31日は営業しますので、、、



今回紹介するのは



ブラックデニムです。

たまーに入荷します。

(20~30本に1本の割合かな?)











リーバイス501です。












股のリペアを行ないます。


そのままリペアでも十分可能なダメージレベルですが

工賃割高で仕上がりが綺麗な 解体リペア での依頼でした。



股の中心がピンポイントで擦れているので

自転車か何かに乗っていたのでは?と推測します。
















前股、後股を解体しました。






さて、この状態で裏当てをしてリペアを行なうのですが

このような股の中心がピンポイントでの色落ちは

依頼者さまからすると 不本意な色落ちでは?と考えます。

バックポケット部分の色落ちはカッコ良いと思いますが

股の付け根だけが色落ちしているはどうした物かと、、、、






当店でこのようなダメージをリペアするときは

リペアの糸選びを周辺の濃い色に合わせて選ぶようにしています。



今回はこちらの黒糸を使いました。







この糸にはある仕掛けがしてあります。



糸の中心が白い糸なのです。

デニムの縦糸と同じ中白(芯白)なので

この糸でリペアするとその部分が経年変化で色落ちします。

※当店でいつも使っている、

インディゴ染めの中白糸の ブラックバージョン だと思って下さい。







では リペア後です。










部分的に白っぽくなっていたのは軽減されたと思います。

穿き込まれると、この部分の色は更に周辺に馴染んでいく計算です。










股の中心です。












アップです。

解体リペアなので縫い代部分も綺麗です。

(立体感を保っています)


※このジーンズの仕様は巻き縫いが交差する股なので

再構築するにはそれなりの技術が必要かと思っています。

(私はかなりの練習をしてきました、、、)








裏から見るとこんな感じです。

結構、広範囲に補強しているのがお分かりでしょうか?








こちらの工賃が7000円(別途送料)


濃いブラックデニムのピンポイントダメージはこのようにリペアしています。

オーダーお待ちしております。

・ご依頼の流れは以下のページで説明しております。
 ↓ 

 https://hands-on-jeans.com/nagare.html

 

・ビンテージ(アンティーク)ミシンで作った製品も販売しております。
 ↓
https://handsonjeans.thebase.in/

(BASE検索 hands-on-jeans)


最新の画像もっと見る