ジーンズリペア&リメイク工房 hands-on 日記(旧ブログ)

デニムの産地、岡山から発信するジーンズ日記(2010年12月~2016年1月)

リーバイス502XX (501XXのビッグサイズ) 革パッチ(53モデル) オーバーホールリサイズ ビフォー

2014年07月13日 | リメイク その他

こんにちはジーンズリペア&リメイクのhands-onです。


移転後も沢山の依頼ありがとうございます。

早く、納期を60日以内にしたい気持ちで頑張っています。

お待ちのお客さま、申し訳ございません、、、




今回のブログですが

やっと公開できます。

依頼主さまからのOKが出ました!

その依頼主さまとは、、、

みなさんご存知の? denimbaさんです。

(普段はdenimbaさんとは呼びませんが、、、)

もう芸名みたいな感じですね。




この仕事をしたのは去年の8月だったような気がします、、、多分

随分長いこと温めていました、、、

思い出しながら、ブログを書いていきます。





今回の依頼品を持って

denimbaさんには関東からわざわざ当店まで来店して頂きました。

(これでご来店は3回目かな?)

本当に熱心な方で、頭が下がります。



では早速その依頼品を紹介します。





デカい!

写っているモノサシが1m位ですよ。

ウエストサイズがこれの×2なので、

ウエスト200cm位!















私物の501XXを上に置いてみました。

これはW33インチ位です。

普通サイズのジーンズが子供用に見えてしまいます。







これでも大きさをお伝えするのが難しいと思ったので

denimbaさんのサイトから画像をお借りしました。

自宅で撮影されたそうです。









わかりました?


世の中にこれを穿ける人はいないと思います。

これはジーンズの看板というべき物しょうか?

お店のディスプレイ用に作られた物ですね。

(古着屋さんとかで見た事ある人もいるのでは?)







では、このジーンズの年代チェックをしようと思います。

プロの古着業者ではないので、100%合っているとは限りませんので、、、

アバウトです、、、(単なる個人的趣味です、、、)

ビンテージに興味のない方にはどうでもよい事なので

飛ばしてください(苦笑)







リーバイスです。














ビッグEの両面タブです。

Vの幅は左右均等














革パッチです。

経年劣化しています。

ボディーは、のり付きの硬いデニムですが

これは本当にディスプレイとして長年飾ってあったのでしょう。

革が風化したように見えます。











薄っすらと印字が見えます。

印字を上に書いてみました。

502XXです。




502といえば、、、

501ZXXから品番変更になった

ジッパーフライの品番です。

どうゆう事?

それはあとで説明します。













太めのベルトループ

バックセンターど真ん中に付いています。













サスペンダーボタンが付いています。

ディスプレイとして吊るす為に打たれた物だと推測します。

(デカ過ぎて、ハンガーにかけることは無理ですね)










サスペンダーボタン裏

スコービル社製

これもビンテージ物です。

















トップボタン裏は無刻印のフラットなタイプ

帯び止めはVステッチ仕様















フライボタンもフラットなタイプ

(これで大体、年代が絞れました)
















リベットは 打ち抜き仕様(リベット裏が銅製)












バックポケット裏に隠しリベット付き












もちろんセルビッチ

赤耳とも呼ばれますが、ピンクっぽい色でした。

(年代によって変化します)











ボタンフライの一番下付近

小股ステッチの上にカンドメ(カンヌキ)がありません。

(順番がめちゃくちゃでスミマセン)







以上これらのディテールから

1953年頃に製造された物だと推測します。

片面タブから両面タブへの移行期だと思うので52年の可能性もあると思います、、、


モデル名でいうと

リーバイス502XX 革パッチ 両面タブ でしょう。


ボタンフライなのになぜ502という品番なのかというと

当時の501XXはサイズによって品番が違っていたのです。


W29インチ以下を 503 BXX

W30~42インチまでを 501 XX

W44インチ以上を 502 XX

このような品番で管理していたようです。

ジッパーフライの502が登場する前に使われていた品番ですね。



ちなみにL(レングス)が38インチ以上だと

501 EXX となっていたようです。



もっと詳しく知りたい方は

お近くのビンテージ古着専門の店で聞いてみてください。






さて、こちらの超ビッグサイズの生デニムをどうするかと言うと、、、

一度、全部解体して、、、

パーツごとに裁断をやり直して

持ち主の denimbaさんが穿けるようにするという

リサイズをします。

これをオーバーホールリサイズと勝手に名付けています。




私物のジーンズならばこれはやっているのですが、、、

(自分のスキルアップの為に)




彼がどうしても1950年代の501XXのオリジナル生地で

色落ち研究をしたいという情熱に負けました。

当店まで来てくれれば、特別にお受けしますと答えました。

そんなこんなでこの企画は実現しました。




こんな事をするのであれば

穿けるサイズのデッドストックを買えば良いじゃないと

思う人がいるかもしれませんが、、、



1950年代の501XX 革パッチのデッドストックのジャストサイズとなると

その希少価値から100万円以上するでしょう。



今回の巨大ジーンズの購入価格は10万円だとお聞きしました。

年代は古いのですが、やはり穿けない大きさなので

需要が少なく、お値段もぐっと下がります。



それに岡山までの交通費

当店のリサイズ費用(秘密です)を合計しても

100万円以上と比べるとかなりお安い値段で

1950年代の生デニムを穿くこと(色落ち研究すること)が出来ます。



もうここまで来ると、denimbaさんの執念というべきかもしれません。




次回ブログはこれの解体→裁断→縫製の流れをレポートします。

denimbaさんにも解体作業を手伝って頂きました。

(私はドキドキして手が震えました、、、)




では。





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