ジーンズリペア&リメイク工房 hands-on 日記(旧ブログ)

デニムの産地、岡山から発信するジーンズ日記(2010年12月~2016年1月)

リーバイス502XX (501XXのビッグサイズ) 革パッチ(53モデル) オーバーホールリサイズ 解体、裁断、縫製

2014年07月14日 | リメイク その他

こんにちはジーンズリペア&リメイクのhands-onです。


バタバタした日々が続いているので

お休みの日がブログUPのチャンスです。

前回の続きを書きます。






バックポケットのステッチを外しました。









普段見れない、隠しリベットの表側です。

UFO型でした。

私の経験では

革パッチ期までがUFO型

紙パッチ期からは皿型になっています。

(今の所100%です)


皿型のほうが表生地に与えるダメージが少ないので

この部分も進化しているように感じています。







ここから一気に進みます。

(解体は私とdenimbaさんの共同作業です)




上から

・コインポケット

・向こう布

・ポケットスレキ(袋布)

・ベルトループ

・革パッチ












上から

・左右バックヨーク

・左右後ろポケット

・赤タブ












左から

・比翼(ボタンホール側)

・持ち出し(ボタンフライ側)

・帯(ウエストベルト)


比翼にあけられたボタンホール

持ち出しに打ち込まれたフライボタン

帯に打ち込まれたトップボタン

すべて再利用が出来る様に作り込みを行ないます。

オリジナルパーツを残せる部分は出来るだけ生かします。



こうゆう部分を生かして作るには

新品のジーンズを一から作るのとは違った腕(工夫?)を必要とします。










左前身頃

(右前身頃は省略します)













左後身頃

(右後身頃は省略します)






これで解体が完了しました。

二人でやって3時間位だったと思います。

チェーンステッチ(環縫い)を解くのは早いのですが

シングルステッチ(本縫い)を解くのが時間が掛かります。


その様子をdenimbaさんは動画で撮影されていました(笑)





では次に生地の裁断ですが

裁断するにはパターン(型紙)が必要です。


でも大丈夫。

denimbaオリジナルジーンズ 「bridge」のパターンがありますから。

問題なのは縮率だけです。

bridgeに使ったデニムは未防縮のキバタデニムなので

データ上では縦10% 横5%の縮率計算です。


502XXデッドストックも未防縮のキバタデニムですが

正確な縮率はわかりません。

(でもかなり縮むはずです)


denimbaさんのウエストジャストがW28です。

W28で作って、縮みすぎると穿けないので、、、

保険を掛けて、W30のパターンで裁断しました。

(2インチUPくらいなら問題ないそうです)







bridgeのパターンで裁断したのがこちら

(裁断もdenimbaさんと一緒に行ないました)



バックポケットはアーキュエイトステッチが真ん中に来るようにしました。

左右が切れてしまったので、オリジナルと違いますが

どうしても再利用したい部分でしたので、、、


革パッチは経年劣化が激しかったので、再利用が出来ませんでした(残念)











左右前身頃の裁断後











左右後身頃の裁断後



生地端のセルビッチを再利用できる裁断をしました。


隠しリベットを外した跡は穴が空いたので

当店のリペア技術で穴を塞ぎました。





さあ、すべての前準備が整いました。

ここから縫製作業がスタートします。



denimbaさんはジーンズの縫製にもすごく興味を持っておられるので

(将来的には自分でジーンズを縫えるようになりたいとの事)

一工程ずつ、説明をしながらゆっくりと縫っていきました。

denimbaさんも真剣にメモや写真、時には動画を撮影されていました。

私も作り方のコツなどを沢山教えました。

(人それぞれのやり方があるので、これが正解というのはありませんが、、、)











前身頃が完成しました!

denimbaさんが来られた証に、一緒に撮影をお願いしました(笑)











前身頃の裏側です。

比翼(ボタンホール側)

持ち出し(ボタンフライ側)

をそのまま再利用するのに苦労しました、、、











後身頃です。

左右がまだつながっていませんが

何となくジーンズの形になってきました。



次の工程は巻き縫いのダブルステッチです。

(バックヨーク、バックセンター部分)




しかし、当店にはそれをする専用の 巻き縫いミシン がありません。

よってここから先は 児島の縫製工場 SPYさんで行ないます。

denimbaさんもこの時点でかなり興奮されていました。

鳥肌が立ってきたらしいです(笑)




そして、当店から車で45分ほどかけて

児島に行きました。


SPYさんには事前予約をしておいたので

残りの作業もスムーズに進行しました。



私がデジカメを忘れてしまったので、、、(恥)

ここからの作業は画像データがありません、、、スミマセン



残りの工程は文章のみで説明します。

(専門用語が多くてわかりにくいです、、、)



バックヨーク、バックセンターの巻き縫いをして

後身頃が完成。



内股を裏から 地縫い+オーバーロックで縫い合わせて

表から、押さえのコバステッチを入れます。

前身頃と後身頃がつながりました。



左右脇(アウトシーム)のつなぎ合わせをします。

これでほぼパンツの形になっています。



帯(ウエストベルト)の縫い付けをします。

帯上を縫うときにベルトループの借り止めも

一緒に行ないます。

(通称、バンザイ縫製というやつです)



スソの環縫い(チェーンステッチ)を行ないます。



カンドメ(カンヌキ)をベルトループ、内股の付け根に打ち込みます。

これでミシンの工程は終了しました。



最後にリベットを打って完成です。

(ボタンは全て再利用したので、打ちません)







完成形の紹介は次回ブログで紹介します。



では。




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