はんどろやノート

ラクガキでもしますか。

5月、東京タワーに近づいて横を通る

2014年07月11日 | はなし
 5月の初旬のある日、東京の神田にちょっと用事があって、その用事が思わず早く終わって時間が余ったので、「そうだ、愛宕山へ行こう!」と思いました。
 それならせっかくなので「東京タワー」の横を歩こうと思い、地下鉄に乗って、日比谷線の神谷町駅で降りました。

 この写真は、その神谷町駅を出たところの歩道陸橋の上から取りました。


 ところで、「神谷町」は駅名としては残っていますが、町名としてはもう「神谷町」という町は正式な住所としては今はないようです。
 この辺りは、「愛宕」、「虎ノ門」、「麻布台」、「芝公園」の町名が残っています。「愛宕(あたご)」という町も、消えてなくなりかけていたのを、住民が必死で抵抗して、なんとか残されたようです。
 僕の生まれた故郷も、「町」としてはなくなり、今は「市」に吸収されています。過疎化が進んだ結果、「市」になるとは、妙な感じです。
 冬にでこぼこの田んぼで野球をやって、その途中でSLが通るとみんなで手を振って、運転手が手を振り返してくれてよろこんだ子供時代が、ほんと、“夢のような記憶”です。



 「飯倉」と名のついた交差点を左に曲がって、この道をまっすぐ進むと「東京タワー」にたどり着く。少し坂道になっている。


 今回、この周辺の地図を確認していて“新発見”したことで、「麻布狸穴町」という町の存在がある。これは「あざぶまみあなちょう」と読みます。
 知っていましたか、みなさん。こんな町名が今も東京の真ん中にあるんですよ!
 この町は、「麻布台」、「麻布永坂町」、「東麻布」に囲まれて、しっかり残っている。きっとこの町名に愛着のある住民が何人かいて、どうしても、どうしても、「狸穴町」という町名を残したかったのでしょうね。
 「まみあな」で漢字変換すると、ちゃんと「狸穴」ってなるじゃないの。なんかすげえ~。



 「東京タワー」に到着。
 撮影時はまったく思わなかったけど、この写真でみると、背景がみょうに芸術的だよね。絵の具で描いたみたいに。



 5月はバラの咲く季節。
 「東京タワー」の道路側はこんなふうに「バラの生垣」が続いていて、たいへん美しかった。みなさん、「5月の東京タワー」はお薦めですよ。このバラの生垣がずっと続いています。



 この電波塔は、「紅葉山」と呼ばれていた丘陵地に建てられた。
 高さは333メートルと知られているが、海抜でいえば351メートルなのだそうだ。



 「55th」って、何が?
 つまり「東京タワー」生誕55周年ということです。正式名称は「日本電波塔」。1958年(昭和33年)12月23日に完工式。翌日より一般オープン。

 ビアガーデンがありました。5月の天気の良い日の昼間のビールはとてもおいしそうですね。
 僕はビールも日本酒もウイスキーも味は大好きなのですが、どうも体質がアルコールと合わないらしく、少しでも飲むと1週間くらい体調がわるくなることがわかってきたので、最近は一切飲まないと決めています。
 だからコーヒーなのですが、居酒屋などで宴会すると、メニューにコーヒーがないので、それが不満です。
 まあ最近は、誘われることもなくなりました。