はんどろやノート

ラクガキでもしますか。

6・1詰将棋の解答

2013年06月08日 | つめしょうぎ
 初手2三歩、または初手1四桂は、いずれも3三玉で逃れ。
 初手2三金は、1一玉で逃れています。ここからさらに1二金、同玉、3四角成という追撃がありますが、2三歩合、1三歩、同玉(1一玉と逃げると3三馬で詰みになる)、1四歩、1二玉となって詰みません。しかし仮に問題図の「玉方1二歩」が「1二香」配置ならばこの筋で詰みになります。

紛れ図1


 それでこの問題の解答ですが、次のようになります。

3二金  1三玉  1四歩  同玉  2五竜  1三玉  2三桂成  


途中図(7手目2三桂成まで)

2三同玉  3三金  1三玉  1五竜  同飛  1四歩  同玉  2六桂  1三玉  1四歩  同飛  2五桂  まで19手詰め


詰め上がり図


 桂馬(1五)を捨てて、「1五竜」とし、「1五同飛」と取らせるのがこの詰将棋のねらい。それに気づけば簡単です。
 ただし3手目に2三桂成は、同玉と取られて詰まなくなります。なので竜を2五に移動させてから2三桂成とする。

 あと、迷うとすれば9手目。3三金とするところで、3四角成が、指してみたくなる手かもしれません。この3四角成には、3二玉で詰まないのですが。

紛れ図2
 しかしこの図が4四桂から詰みそうな気がしませんか。実際には4四桂に(3一玉ならば詰むのですが)、4一玉か、4二玉と逃げて不詰です。




◇棋聖戦(五番勝負)
  羽生善治 1-0 渡辺 明



◇女流王位戦(五番勝負)
  里見香奈 2-2 甲斐智美

 みなさん、5日(水曜日)に行われた第4局の棋譜はご覧になりましたか。まだでしたら是非、ご覧ください。  →女流王位戦中継サイト
 これはすごいです。総手数197手、女流将棋史に残るような熱局ですね。僕はリアルタイムでは観ていなかったのですが、その日の夜に棋譜を追いながら、ただただ「すごいなあ」と感嘆していました。