はんどろやノート

ラクガキでもしますか。

なにはともあれ

2011年02月12日 | らくがき
 なにはともあれコマ漫画、です。

 「人類にとっては小さな一歩だが、私にとっては大きな一歩だ」、です。


 これだけのものに、2時間以上も格闘してやってます。
 使っているソフトはコミスタ(ComicStudio)。

 PCだとトーンがタダで使えていいですね。 集中線に‘ひねり’を入れられるなんて素敵ッス。

 



 ところで、『猫を抱いて象と泳ぐ』は、第13章まで読み進めました。
 面白いですね! 設定がおもしろい。チェス盤の下(テーブルの下)にいちいち潜って猫を抱いて指し手を考える少年…。


 そして第8章にはこんなシーンが出てくるのですが…

 〔 “リトル・アリョーヒン”は令嬢と握手をした。カムを伝わってくる掌の感触は、はっとするほどに冷たかった。無言のまま令嬢は初手、d4と指し、“リトル・アリョーヒン”はNf6で受けた。二つの駒の音が、コツン、コツンと響き合った。黒のナイトは花梨の指によって最後列から前線へと躍り出し、一ミリもはみ出すことなくf6の升目に着地した。素晴らしい妙手を目の当たりにしたかのような歓声が沸き上がり、天井にこだました。 〕


 「令嬢は初手、d4と指し、“リトル・アリョーヒン”はNf6で受けた」とありますね。 ポーン(P、歩)をd4、そしてナイト(N、馬)がf6へ。
 これが、昨日書いた“アリョーヒン・ディフェンス”のオープニングです。
 ナイトをおとりにして先手(白)のポーンをあえてのびのびと前進させ、そこにできたスキをつく、という後手番(黒)の作戦のようです。