はんどろやノート

ラクガキでもしますか。

矢内理絵子女流名人

2007年01月25日 | しょうぎ
 将棋レディースオープンは里美香奈の人気で取材が多いようです。(里美香奈はプロ3年目でした。このまえは1年目と間違えて書いた。) 相手が「女流名人」で美人というのも記事になりますね。矢内さんはここ数年、堂々とした振る舞いが感じられて魅力があります。おおきめの鼻がかわいい。雑誌「SPA!」の今週号にも矢内理絵子のインタビューがでていて綺麗に写っています。
 「女流名人」という肩書きで、知らない人は矢内理絵子が「一番強い女流棋士」と思うだろうけど、それはまちがい。女流には4つタイトルがあってそのうちの1つを持っている、ということ。矢内はまだ名人は1期だけ。(他にタイトルを1期経験) 将棋の一番強い年齢は20代で(羽生が7冠を取ったのが27歳)、いま30代の清水市代、中井広恵、林葉直子は、矢内の年齢ではすでに4期以上も名人位を勤め、それ以外のタイトルも同時に持っていた。この20年はずっとこの女流3強(林葉がぬけたあとは2強)がトップにいた。いま、その2強のちからがやや落ちてきたところに、20代の矢内、千葉涼子が昨年タイトルを取ったのだが、今度は、10代の里美から煽られてさあ大変という構図である。
 将棋界をあまり知らない人は里美香奈を応援するんだろうけど、僕は矢内さんに勝ってほしいと思っています。プロフィールを見て気づいたんですがね、家族のところに「父」とあるんですよ。そうか、矢内さん、家族は父だけなのかァ。
 「SPA!」で矢内さんは女流棋士の収入について語っています。「タイトル3つ持っていても年収1千万にならない」と言っているから、単純に考えればタイトル1つ持っている矢内さんでも年収300万ということになります。ということはほとんど勝ってない女流棋士というのは… 。 ま、ものは考えよう。1年間に10日将棋さして100万以上の収入になる、ともいえるわけです。もし専業主婦だったらこんなおいしいパートはないわ、ってところ。負けてももらえるんですから。でも「そういうわけにはいかないわ」と社会人なら思うでしょう。
 去年、将棋連盟は毎日新聞社と名人戦の契約でもめました。そのときに女流たちが心配したことは、毎日とうまく行かなくなれば、このレディースオープンも廃止になるのでは、ということのようです。対局数が減ればその分だけさらに収入が少なくなります。それほどの死活問題なのに女流棋士には棋士総会の傍聴権さえない… そういう不満があったようです。
 そんなこんなで女流棋士たちは日本将棋連盟からの独立を計っているところです。そんなときに登場したのが里美香奈。さあどうなる?  →結果はこちら

 王将戦第3局 2日目
午前のおやつ 羽生:フルーツ盛り合わせ  佐藤:フルーツ盛り合わせ
午後のおやつ 羽生:チーズケーキ     佐藤:フルーツ盛り合わせ

         →勝敗はこちらで